欅坂46『二人セゾン』全国握手会@幕張メッセ(20170121)

 行ってきました〜、全国握手会。疲れた。とにかく疲れた。天国と地獄を行きつ戻りつ、結果的には欅坂の皆さんの笑顔をたくさん見られたので行ってよかった。改めて大変なイベントだなと実感したけれど、メンバーと顔を合わせると感謝しかない気持ちとなります。ありがと〜


 なんで個別握手会じゃなくて、わざわざ混雑することが必至な全国握手会に行ったのかというと、もう坂の握手には関わらないと個別の握手券をそもそも買ってなかったからです。あと全国握手会には握手会の他にミニライブがあるから。そのときのシングルに収録されている全曲を歌う、ミニといってもボリュームのあるライブです。やっぱり私は握手よりもライブやねん。前日ぐらいまでは早く会場に行って、いい整理番号をもらおうかどうか迷っていましたが、いざ当日の朝起きられず。結局会場の幕張メッセに着いたのはミニライブ開始の1時間前で(それでも普段の開演ぎりぎり到着の私からしたらがんばった)、入場口でランダムで受け取ったチケットに記されていたのはA4ブロックという文字。いちばん前のブロックの上手の端のブロックでした。端だけど後ろのブロックよりは全然よいかな。A4ブロックの中でも後ろのほうに陣取ったのだけど、ライブ開始まで1時間ほど待ってもブロックは全部埋まりませんでした。A4後方はすかすか。超快適。


 パーソナルスペースを十分広く取れたところで見られたミニライブはもちろん良かった。1曲目が『二人セゾン』。リリース当初も好きでしたが、時が経つほどにこの曲がますます好きになっています。最近は朝、家から駅までの道を『二人セゾン』を聴きながら歩く毎日。冬の朝の光と『二人セゾン』のメロディーはとても合う。少し早歩きにさせてくれるビートは仕事に向かう憂鬱さを和らげてくれて、駅に着く頃にはポジティブな気分にさせてくれます。大好き。


 MCでは新年の抱負などを全員述べていく流れだったので、思った以上に時間のかかったミニライブでした。途中、『千と千尋の神隠し』について無邪気なのか無邪気そうに振る舞っているのかわからないけれど自由奔放に話す平手友梨奈さんが見られて、そんな平手さんを見ていると泣きたくなってくるのは何故だろうと思いつつステージに目を凝らしていました。MCで他のメンバーが話しているときにMCそっちのけでお客に手を振りまくる志田愛佳さんと渡邉理佐さんも面白かった。


 ミニライブまでは天国でした。ほとんど並ばなくて、ライブも快適に見られて、人混みにうんざりするだろうという悲観的な予想と全然違ってびっくりしました。しかしここからが大変だった。本当に疲れた。ミニライブから一旦退場して、お昼ご飯を食べた後、握手会のために再び幕張メッセに入ろうとしたところ、とんでもなく長い入場列に遭遇しました。終わりが見えない入場列。歩いて歩いて、やっと辿り着いた入場列の最後尾からは幕張メッセが見えませんでした。並ばされたのは吹きさらしの駐車場。強い海風が寒かった。そこから少しずつ進んでいって、入場はまだまだだとしても、歩いているということは入場に近づいている実感を与えてくれて、もうどのくらい並んだか覚えていないぐらい並んでやっと幕張メッセに入場。外は超寒いのに中はめっちゃ暖かかった。寒暖差厳しいのつらいわ。


 全国握手会は欅坂46のメンバーが2人もしくは3人1組となって握手します。今回の組み合わせは1期生と2期生のペアが多かった。やはり1期生のほうが人気があるので人気分散の意味もあるのでしょう。以下握手した順番にちょっとした感想。

佐藤詩織・土生瑞穂

 やはり最初は佐藤詩織さん!! 佐藤詩織さんにワンマンライブ素晴らしかったよと伝えるために私は幕張メッセまでやってきたのです。並びもスムーズに進んでいって、荷物を預けて握手券を渡して、まず目に入ってきたのは佐藤詩織さん。アイドルとの握手会は何回行っても緊張するものですし、初めて対面する人だと尚一層緊張してしまうわけで、がちがちになりながらも言葉を振り絞って佐藤さんにワンマンよかったよーと伝えられたけれど、何と返されたかまったく記憶にない(泣)。間近で見た佐藤さんははっきりとした顔のパーツと白い肌がとても綺麗だなと感じました。あわわわしてたら流されて土生さんとも握手したはずなんだけど、こちらもまったく覚えていない。幸せだけど悲しい。しかし自分が浮かれていることだけは確かな実感としてあって、握手し終わった後も歩みを止めたら挙動がおかしくなりそうな感じでずっとうろうろ歩き続けていた(完全に挙動不審)。

織田奈那・鈴本美愉

 続いてはおだなな。欅坂で最初に興味を持ったメンバーがおだなななのでやはりここは行かなくてはと。偶然にも2組続けて1期生だけのペアです。まずは鈴本さんには風呂場での騒動を面白おかしく描いた個人PVが好きなので、個人PV好きだよと伝えたら喜んでくれて、いい流れでおだななへ。向き合って早々おだなな可愛い可愛い連呼して激褒めしたら、おだななくしゃっとした笑顔になって可愛かった…。オタクは褒めるしかないのです。

長濱ねる佐々木美玲

 前の2組が並びも厳しくなく意外とあっさり握手できたので、これは人気メンのレーンもいけるのではと長濱ねるねるに並んだら尋常じゃない列のくねくね。何回列を折り返すんだというぐらいにねるねるねられて人間でなくなりそうでした。しかし1時間以上並んでの長濱ねるねる、超超超可愛かったので問題ないです。一瞬でもやっぱねるねる。本当に一瞬で、その可愛さはもう光の矢のようで、射抜くように心に残像を残していった圧倒的な可愛さ。長濱ねるねるすごい。ふにゃりとしているようで可愛さの強度がダイヤモンド並。並んだ甲斐があった。一緒に握手した佐々木美玲さんもチャーミングな笑顔でよかった。

佐藤詩織・土生瑞穂

 長濱ねるねるの並びで疲れきってしまったので、握手券最後の1枚は並びの少なそうなところへ(泣)。人気ないのかな…。列も短くてすぐに握手できるかなと並んだら、私らのちょっと前で突然の休憩が入ってしまいました。再開してすぐに自分の番となって、握手ブースに入ったら佐藤さんは座りながらの握手でした(泣)。体調悪いのかな。ライブ中も咳してたしね。無理しないでと思うなら並ぶなという話なんだけど、やはり最後に顔を見たかったので…。体調のせいなのかどうなのか目がウルウルしてる感じで、それはもう綺麗なんだけどごめんなさい〜という気持ちになってしまってごめんなさい。こちらの言葉に丁寧に答えてくれたのがうれしかったけれど、座っている佐藤さんを見ると、その負担の一端を担っていることに自己嫌悪してしまいますね。


 欅坂の皆さん、本当にお疲れ様でした。全国握手会で一日中握手して、翌日にも個別握手会も控えているなんてみんなすごいよ。去年初めて乃木坂の握手会に参加して、もうこういうのは遠慮するかなと言っておきながら参加して、再度同じような気持ちになっています。握手会を避けていながらも、それでも伝えたいものがあると、『二人セゾン』やワンマンライブを通じて思ったので私は全国握手会に参加しました。そして参加してよかったなと思っています。つらそうなメンバーを見るのはこちらまでつらくなってくるけど、やはり面と向かって感謝を言えたことはとてもよかった。最近、乃木坂や欅坂の握手会の券を売るフォーチュンミュージックのCMが新しくなりました。そのCMでちょうど私が欅坂の全国握手会に参加するときに抱いた気持ちとまったく同じものが描かれていて、CMを見ると自分のことかと結構ドキッとします。真面目にあのCMは理想論じゃないんですよ。少なくともここにひとりは感謝の気持ちを伝えようと握手会に出向いた人間がいます。そういう気持ちで握手会に参加することでメンバーの負担を正当化できるかというと難しいけれど、そうであったらメンバーもうれしいんじゃないかなと信じつつ、実際は握手会はもういいかなと私は思っています。そう思っていても未来の自分はわからない。次は参加しないと決めても、それを覆すぐらいの新曲やライブを届けてくれたらなと願っています。そしたらまた会いに行きますよ。


 疲れたけど、いい1日でした。感謝が伝わったかなどうかな。ただの自己満足になってないか不安というかやはり自己満足なのかな。ともかくも、欅坂の皆さんありがとう。