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アイドルネッサンス×ハコイリ♡ムスメ『ハコから生まれたライバルネッサンス!!』@AKIBAカルチャーズ劇場(20141229)

 2014年が終わるにつれて加速度的に盛り上がってきた我がハコムス熱が遂に第二宇宙速度を超えた12月29日でした。ハコムスを好きという気持ちがとうとう重力から解き放たれました。


 本公演は7月8月にAKIBAカルチャーズ劇場での夏の新人公演で切磋琢磨しあったアイドルネッサンスとハコイリムスメの2マン(略してハコルネ)。それぞれ相手に対して憧れだったり悔しさだったり、いろいろな思いがあるでしょうが、ここはひとつ手を取り合っての共同公演です。双方とも今年生まれたばかりで、0が1になって、じゃあ1+1は2なのかといったら光速の速さで数字で測れない感動があるんですよ!! とマジレスしたくなるぐらい感動で満たされた公演でした。アイドルネッサンスも好きですが、僕はどちらかと言わずとも過去のブログを読んでもらえればハコムス派なので、以下ハコムス視点の感想となります。2014年最後のハコムス現場、僕にとっても現場納め、いつものように無駄に長いです。


 公演の内容としては、それぞれ持ち歌3曲ずつ、コラボ3曲、あと7番勝負というもの。ハコイリムスメのセットリストは、『はんぶん不思議』『Be My Diamond』『レモンドロップ』でした。懐かしい夏の衣装で登場して、ワンピースのストライプに目を細めるとあの夏が甦ります。ステージを見上げると真夏の太陽が見えそうでハコムスがとても眩しいです。あの頃の、夏休みの避暑地で安らぐ雰囲気を思い出しつつも、もっとあのとき目に焼き付けておけばよかったなという後悔も少しだけあったり。未熟なところや荒い部分もあったはずなんだけど、遠い記憶はいつだって美しく見えるのです。『レモンドロップ』の夏が始まるワクワク感、早く夏に走り出したくなります。書けば書くほど上っ面ばかりの印象となってしまいますが、夏を想起させながらも、あの頃から成長したハコムスがそこにいました。


 対してアイドルネッサンスは『Good day Sunshine』『シャングリラ』『17才』です。ハコムスが場の空気を穏やかに包み込むようなステージとすれば、アイドルネッサンス清冽な切れ味でバッサバッサと感情を抉ってきます。その鋭さがとても気持ち良いのです。なんといっても『17才』が強い。強すぎる。中学、高校生の彼女達が歌うからこそ生まれる強さが尋常じゃなく胸を撃ちます。


 と、ここまで書いてですね、このハコルネで僕の心に突き刺さってきた感動、それは彼女達のステージへの真摯さはもちろんのことですが、自分が最高の席で見たからではないかと、これはまったく否定しません。最前センター最高!!!!!!! 何度も死にました。ありがとうハコルネ、ありがとうカルチャーズ劇場。『17才』の間奏で百岡古宵さんがセンターのいちばん前で踊るのですが、古宵さんが回転してふわりと膨らんだ白いスカートが網膜の全面を覆った瞬間、身体が吹き飛ばされそうになりました。意識は完全に吹き飛ばされてました。やばい。この白い記憶だけでたとえ地獄でも生きてゆけそうです。ハコムスでは『Be My Diamond』センターで舞う門前亜里さんの真っ直ぐな瞳を、その瞳の奥まで見れたのはまさに呼吸を忘れた瞬間でした。四方八方からのたくさんの気持ちを受け取って、それを優しく浄化するようにして心から湧き出てきた、瞳の壊れそうな輝きが偽りなく見えるんですよ。いちばん美しいものに触れたような、心が無になる瞬間でした。ホント。ウソみたいだけどホント。そんな最前センター、実は細かいところはよく覚えてなくて、とにかくずっと圧倒されてました。


 最前センター自慢はこれくらいにしておいて、今回の目玉のひとつの7番勝負について書きます。両方とも7人組のグループ、それぞれ1対1でいろいろなゲームで対決して、どちらがより多く勝てるか競うもの。神岡実希さんの腕相撲が強かったり、瞬発力対決では百岡古宵さんを相手にして門前亜里さんが意外と(当然?)ポンコツだったり。でも門前さんは対決前のコメントでとりあえず自信あると答えていたのは良かったです。そう言っておけば勝っても負けても面白いですからね。7番勝負のメインマッチといってもよい石野理子さんと菅沼もにかさんの画伯対決は双方驚愕のドラえもんだったのですが、僅差でもにーちゃんの勝利。ジェスチャー対決で南端まいなさんに勝って大喜びの舞を踊る我妻桃実さん(ぽにょ)の、果たして演技なのかどうなのか、凹むまいなちゃんにハッと気付いてからの敗者に対する遠慮の仕方が慎み深くとても印象的でした。いやでもまいなちゃんのラーメンのジェスチャーは難しすぎたわ。前半はハコムス3勝1敗で、これはハコムス完勝ではと思いましたが、後半になってアイドルネッサンスが挽回。メンバーの誰のTシャツか匂いを嗅いで当てる対決では引き分け、セレブ対決と記憶力対決ではアイドルネッサンスが勝利と、最終的に3勝3敗1分でした。これは絶対次があるということでしょう。セレブ対決のおにぎりの食べ比べで内山珠希さんの舌が幼稚なことを知ってしまい、僕はかなりショックですよ。最初の対決が腕相撲で、これがかなりガチ腕相撲で応援も入って盛り上がったのが、後に続く対決でも和気あいあいというより真剣勝負になって良かったと思います。あと、対決とは関係無いところで、鉄戸美桜さんのMCがめちゃくちゃ上手でびっくりしました。ちゃんと笑いの取れるコメントを良いタイミングで言っていて、すごいなすごいなと感心しっぱなしでした。


 もうひとつの目玉がコラボライブでした。それぞれの持ち歌から1曲ずつ、あと新曲を1曲披露しました。持ち歌からの2曲は『シンデレラ・ルネサンス』と『海へ行こう』。これらは撮影可能曲で、撮影しながらも夏を思い出して泣きそうになってしまいました。夏のアイドルネッサンスは見てないので何も述べられないのですが、『海へ行こう』をこの2組が歌い踊っているのを見て、冬はもう溶けたでしょ、僕はもう夏への扉を見つけたよ、ぐらいの気持ちで感動してました。『海へ行こう』はシャッター切らずにずっと見ていれば夢じゃなく夏に跳べたはずです。そして、挨拶からの公演最後の曲。イントロが鳴った瞬間の震え、僕の脳内のニューロンが激しく発火して記憶の奥底を探り始めます。一聴して僕の大好きな曲だと認識して、そこから曲名が浮かび上がるまで少し間があってからの『ありがとう!おともだち。』、呻きそうになりました。確かにこの2組にぴったりですよ。それぞれから1人ずつペアになって、7つのペアが歌い合います。アイドルネッサンスとハコムスの出会いは素晴らしいなと見ながら思いました。今書きながら振り返ってみても、本当に現実だったのか信じられない。天国に足を踏み入れてたような夢の時間でした。僕はBerryz工房のこの曲が大好きで、それを好きな2グループが一緒に歌っている瞬間に出会えて、息が出来なくなるくらい胸がいっぱいになりました(この日何回目かの死亡)。最高だよ。みんなの笑顔が素敵すぎて、僕も泣きたい気持ちを上回ってずっと笑っていました。曲に対する自分の思い入れが大きすぎるのは承知してますが、まだ生まれたばかりのグループでもこんな素晴らしいシーンを作れるんだなと感動しました。最近の自分はそんなにいろいろなアイドルを見ているわけではないけれど、アイドルがカバーするハロプロ曲でBerryz工房は結構少ないんですよ。揶揄されるぐらいBuono!の『初恋サイダー』はカバーされるのに、ね。僕のハロプロの原点はBerryz工房なので、そのカバーされる少なさがすごく歯痒くて、でもこうやって『ありがとう!おともだち。』を楽しそうに歌う場面に出会えて本当にうれしかったです。書いてて気恥ずかしいけど、こういうのが歌い継がれるってことなのでしょうか。アイドルネッサンスもハコイリムスメもカバーのみのアイドルです。何をカバーするか、ただの焼き直しではなくどう原曲から新しさを引き出すか、カバーにはカバーの難しさがあります。カバーは過去を引きずりつつも何故今これをカバーするのかがすごく問われるもので、その点、この2グループは共に新しい輝きを曲に与えていて素晴らしいです。そのカバーの新たなページに『ありがとう!おともだち。』が加わったのがうれしいというか、2組の絆がさらに深まったのがライブからめちゃくちゃ感じられてうれしかったです。現世に思い残すことが無いくらい、本当素晴らしかった…(最前マジック)。


 彼女達は年代も境遇も近いですし、そんな2組が刺激しあって成長するのが見れるのは素晴らしいことです。いろいろな点が似ていて、双子の姉妹のようであっても、ステージで魅せるものがまるっきり違うというのがすごくかっこいいし、どっちもがんばれと応援したくなります。自分達に無いものを相手に見つけて憧れつつ、そこからじゃあ私達には私達にしか出来ないものがあることを信じて切磋琢磨してくれたらなと思います。


 で、公演終了。胸いっぱいで感謝の気持ちしかない僕は、握手会でありがとうございました連呼botになり、門前亜里さんとチェキを撮って会場を後にしました。2014年も終わろうとする間際になって、やっと門前さんに対する恐怖心が薄れてきたなと、少しホッとしながらも、でもその畏れは忘れてはいけないと思いました。僕なんてちょっと間違うと、女の子を気安くわかったようなふうに距離感がおかしくなってしまいがちなので、そんなときに門前さんの何かを秘めているような佇まいは警句となります。門前さんを見ていると、知り合いがよく引用する緒川たまきによるナボコフのロリータ評を思い出します(興味がある人は緒川たまきナボコフで検索してみては)。つまり、少女と対するときは慎み深さが何よりも大事なんですよ。とか畏れを心の片隅に抱きつつも、門前さんの優しさにいつも癒されています。目が合って笑うときの頬が上がる瞬間、ふんわりとした柔らかさが大好きです。ホント恥ずかしい…。それから、遠くを見つめる視線がとても綺麗で大好きです。あと、秋冬OPの観覧車も大好きです。劇団ハコムスはもちろんのこと、歌っているときの表情なども世界観に合っていてすごいなと思います。そしてそれはハコムス全員にも言えることですが。表情でいうと、小松もかさんの歌っているときの表情にハッとして、気がつくと目で追っていることがよくあります。ハコムスみんな女優なんだなと、みなさんのステージ上での所作を見ながらいつも実感させられます。


 今年はハコイリムスメに出会えて幸せな一年というか半年でした。夏からが僕の本当の2014年でした。楽しかった。ハコムスが作る穏やかで安心して身を委ねられる世界が大好きです。この世界を大事に育てていってほしい。ハコムスは着実に歩んでいっている実感があるし、2015年はもっとハコムスの魅力に引き込まれる人が増えてくれるはずです。追い風はあるけど、速く走るのがすべてではないと、ハコムスらしい活動を今後も期待しています。2014年は楽しい時間をありがとうございました!!(何回でもありがとう!!×10000)