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ハコイリ♡ムスメ水曜定期公演 ~ハコムスペナントレース・2017冬~

 ハコムスの水曜定期公演が今面白いです。現在ハコムスは2つの定期公演を行っています。ひとつは月1回休日に行われる定期公演『ハコイリ♡ムスメの定期便』。もうひとつが隔週水曜日に行われる水曜定期公演『ハコムスペナントレース』です。定期便はその季節に合わせた楽曲を歌い、癒やしと安らぎを届けるハコムスの魅力が存分に楽しめる公演となっています。対してペナントレースはハコムス7人が3組に分かれて、その週のテーマに沿ってそれぞれが自分達で歌う曲や衣装を選んでステージをプロデュースします。ライブの後は投票があり、投票されたポイントによって最終的に優勝チームが決まります(優勝チームにはなにか賞品があったはず)。そうやって切磋琢磨競争して、力をつける場としての意味もある水曜定期公演ですが、これまで3回の公演を終えて、3回目にして面白さがグッと際立ってきたなと感じるようになりました。


 1回目2回目は阿部かれんさん率いる「Cherie」が勝ちました。これはチームリーダーの阿部かれんさんのプロデュース力によるものです。こういう衣装、こういうパフォーマンスをすればお客さんが喜ぶだろうなというのをちゃんと研究して臨んでいるのがよくわかります。チームメイトの星里奈さんと吉田万葉さんの見せ方もとても上手い。「かわいい」というテーマに対して阿部ちゃんは正攻法のチアガールで勝負してきて、完璧なぺこ&りゅうちぇるで挑んできた神岡ぽにょ組が最高に可愛いと私は思いましたが、阿部ちゃん必殺のチアガールには敵わなかった。ずるいよ。阿部ちゃんがチアガールなんて最高に決まってるじゃないですか。


 2回目テーマの「笑い」もCherieが勝ち、Cherie独走の流れとなりかけたところ、3回目のテーマ「透明感」でCherieの牙城を崩そうと、鉄戸美桜さんが繰り出してきたのは鉄戸さんの伝家の宝刀『ストローハットの夏想い』でした。鉄戸さんお気に入りの夏の曲で、こちらは歌で勝負です。良くないわけがないでしょう。今回はチームメイトの井上姫月さんとの2人でのパフォーマンスとなって、それはこれまでのストローハットとは違う新しい夏の景色を見せてくれていて、いつだってハコムスは成長していることを感じさせてくれました。その甲斐あってかペナントレース3回目にして初めて鉄戸組が1位。総合順位も拮抗してきました。


 とまあ、3回終わってどのチームも試行錯誤しながら自分達の持ち味の活かし方をわかってきたのかなという気がします。特に阿部ちゃんによる星さんの引き立て方が上手いなあと私は思います。神岡さんとぽにょのチームも悪くはないんですが、いつも微妙に何か足りない感じがする。お客さんを分析して対策したりして頑張ってるんですが、2人が考えすぎなのかな。鉄戸さんのチームはとにかく井上姫月さんでどう魅せるかというところで、なんとなく3期生がいるほうが有利なんじゃないかなと思ったりもします。


 グループ内で競うというと乃木坂46プリンシパルが有名ですが、ハコムスペナントレースはそこほど苛烈な競争はありません(裏ではどうかわからないけれど表向きは)。競い合いながらも3組ともハコムスとしての統一感があって、楽しそうにステージに立っているのが感じられます。それがいいのか悪いのかはわかりません。人が成長していくためには、プリンシパルぐらいの神経がぎりぎりまで張り詰めた経験が必要なのかもしれませんが、私はそこで疲弊していく女の子達を見ていられないので、今のハコムスの戦いぐらいがちょうどよいです(神岡さんなどすごい悩んでそうですが)。(そういう空気感だから人気が出ないんだよと言われれば返す言葉が無いんですが)。


 明日はペナントレース4回目、テーマは「涙」。悲しくもハコムスの失恋女優を担ってきた鉄戸さんと星さんの対決が見所です。Cherieは阿部ちゃんが欠席なのが痛いですが、そこで星さんがどうパフォーマンスするかが1位奪還の鍵でしょう。神岡ぽにょ組は神岡さんの悲しい表情の写真写りがいつも悪いということが気がかりです。鉄戸さんと星さんに注目が集まるところを神岡さんが新しい一面を見せてくれて一気に抜き去ってくれないかなあと秘かに願っています。

江本祐介『ライトブルー』

 江本祐介『ライトブルー』のMVがYouTubeで公開されました。この曲は去年の春、乃木坂46桜井玲香さんの個人PV『アイラブユー』のために書き下ろされた曲です。その後、いわき総合高等学校演劇系列第13期生卒業公演『魔法』でも使われました。その楽曲が同じくいわき総合高校の全面協力による素晴らしいMVとなってこの冬届けられてきました。


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 実は去年いちばん後悔したことは『魔法』を見に行かなかったことです。『魔法』は脚本演出をロロの三浦直之が手がけています。私はロロの描く青春が大好きなんですよ。ロロの作品には胸かきむしりたくなるような若く切ない青さがあります。いつ高シリーズみたいな作品が本物の高校生で演じられるのは最高に違いないと、卒業公演の日程が発表されて自分のスケジュールを調べたら、その日私は東北は東北でも仙台にいることになっていました。ちょうど乃木坂46の全国ツアー仙台公演と被っていたのです。迷った。迷いに迷ったけどライブのチケットも宿も既に取ってしまっていて、全員揃う乃木坂のライブはその仙台が初体験なので、泣く泣く『魔法』を諦めました(肝心の桜井玲香さんは欠席だったのですが)。乃木坂は乃木坂でとても良かったけれど、後になってインターネットに流れてくる『魔法』への絶賛の言葉に、見なかったのを悔やむ気持ちが消えることはありませんでした。


 年が変わって、それらもすっかり遠い記憶となっていた頃、『ライトブルー』のMVが公開されました。長回し一発撮り。青春としか言いようがない一瞬の連なり。素晴らしかった。私が出会えなかったあの夏の日もMVで描かれているような青春が詰まった時間だったんだろうということが想像できて、それはすれ違ってしまった現実を追体験しているようでもあり、『魔法』を見に行かなかった後悔を少しは忘れることができました。


 この曲を初めて聴いたのは乃木坂46『ハルジオンが咲く頃』初回盤DVDに収録されている桜井玲香さんの個人PV『アイラブユー』のエンディングにおいてでした。甘酸っぱい告白と初恋が爆発する瞬間のくだりから一気になだれ込む爽やかなメロディー。めくるめく世界が開けていく開放感と、そこに駆け出したくなる前のめり気味の青春に溢れています。曲名は軽やかにライトブルーと題されていますが、タイトル以上に青すぎる青さに気恥ずかしささえあります。


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 いわき総合高校の高校生達にとって『ライトブルー』は自分達の青春と強く結び付けられた音楽だと思いますが、私にとっての『ライトブルー』は乃木坂46と、そして福島との絆でもあります。『ライトブルー』とは関係のないところで、私は去年の春に2回福島を訪れました。3月に福島の中高生達による舞台『タイムライン』を見るために、4月は乃木坂46アンダーライブを見るために、2ヶ月連続で福島に行きました。それらを通して、私は福島の学生による舞台をまた見たいなと思ったし、そして乃木坂に深くのめり込むようになりました。福島で再び舞台を見ることは未だ叶っていませんが。


 私にとって『ライトブルー』は『ハルジオンが咲く頃』と対になる楽曲であって、『ライトブルー』を聴くと、これだけは絶対に止められないとでも叫んでいるような青春の輝きを音から浴びる一方で、少しノスタルジックに『ハルジオンが咲く頃』がリリースされた時期を思い出します。『アイラブユー』ではさわりしか歌われてなかった『ライトブルー』を聴いて、あの頃を想起するのはとても不思議なことですが、何故か思い出すのです。特に予定もなく仕事を休んで歩いた平日の神田川の散りかけの桜。名画座で観た『四月物語』のスクリーンいっぱいに広がる桜。そして乃木坂駅で見た『ハルジオンが咲く頃』のパネル展。平日の夕方の人もまばらな駅の通路をひとつずつじっくりとパネルを見て回ったのを覚えています。それから福島では温泉に入りながら、知り合いの乃木坂ファンにいろいろ乃木坂のことを教えてもらった。初めての乃木坂アンダーライブを見て感動して、福島からの帰りの新幹線の中で苦労してモバメの登録もしました。


 ライトブルー、ハルジオン、乃木坂46、福島。それらがひっそりと、しかし確かに自分の中で共鳴している。桜井玲香さんの個人PVで使われたのとはまた別のベクトルにおいて、私と『ライトブルー』は繋がっているように感じています。そしてそういう思い入れをひっくるめても尚負けない強烈な青春が『ライトブルー』のMVには満ちています。青春を全力で肯定する力に溢れていて、それはリアルにその年代でしか表現し得ない圧倒的な強度でもって迫ってきて、過去に向きがちな私の内では青い空気と私が衝突を起こし、渦めく感情の嵐を一瞬で清冽な空気が洗い流します。それはまるで春の嵐のようでもあって、後に残るのは生きることへの希望へと続く青い空です。


 本当に素晴らしいMVです。みんな顔がいい。関わった人達の愛が詰まりまくっているのがよくわかります。そんなMVで彼女達の青春にちょっとだけでも触れられたのがうれしい。


 3月にはこのMVの監督の松本壮史と江本祐介もメンバーであるEMCがロロとコラボするライブがあります。もちろんチケット取りました。そこで『ライトブルー』が歌われることを期待しつつ、今年もライトブルーみたいな青春がどこかで爆発していないだろうか耳を澄ましてみようと思います。


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欅坂46『二人セゾン』全国握手会@幕張メッセ(20170121)

 行ってきました〜、全国握手会。疲れた。とにかく疲れた。天国と地獄を行きつ戻りつ、結果的には欅坂の皆さんの笑顔をたくさん見られたので行ってよかった。改めて大変なイベントだなと実感したけれど、メンバーと顔を合わせると感謝しかない気持ちとなります。ありがと〜


 なんで個別握手会じゃなくて、わざわざ混雑することが必至な全国握手会に行ったのかというと、もう坂の握手には関わらないと個別の握手券をそもそも買ってなかったからです。あと全国握手会には握手会の他にミニライブがあるから。そのときのシングルに収録されている全曲を歌う、ミニといってもボリュームのあるライブです。やっぱり私は握手よりもライブやねん。前日ぐらいまでは早く会場に行って、いい整理番号をもらおうかどうか迷っていましたが、いざ当日の朝起きられず。結局会場の幕張メッセに着いたのはミニライブ開始の1時間前で(それでも普段の開演ぎりぎり到着の私からしたらがんばった)、入場口でランダムで受け取ったチケットに記されていたのはA4ブロックという文字。いちばん前のブロックの上手の端のブロックでした。端だけど後ろのブロックよりは全然よいかな。A4ブロックの中でも後ろのほうに陣取ったのだけど、ライブ開始まで1時間ほど待ってもブロックは全部埋まりませんでした。A4後方はすかすか。超快適。


 パーソナルスペースを十分広く取れたところで見られたミニライブはもちろん良かった。1曲目が『二人セゾン』。リリース当初も好きでしたが、時が経つほどにこの曲がますます好きになっています。最近は朝、家から駅までの道を『二人セゾン』を聴きながら歩く毎日。冬の朝の光と『二人セゾン』のメロディーはとても合う。少し早歩きにさせてくれるビートは仕事に向かう憂鬱さを和らげてくれて、駅に着く頃にはポジティブな気分にさせてくれます。大好き。


 MCでは新年の抱負などを全員述べていく流れだったので、思った以上に時間のかかったミニライブでした。途中、『千と千尋の神隠し』について無邪気なのか無邪気そうに振る舞っているのかわからないけれど自由奔放に話す平手友梨奈さんが見られて、そんな平手さんを見ていると泣きたくなってくるのは何故だろうと思いつつステージに目を凝らしていました。MCで他のメンバーが話しているときにMCそっちのけでお客に手を振りまくる志田愛佳さんと渡邉理佐さんも面白かった。


 ミニライブまでは天国でした。ほとんど並ばなくて、ライブも快適に見られて、人混みにうんざりするだろうという悲観的な予想と全然違ってびっくりしました。しかしここからが大変だった。本当に疲れた。ミニライブから一旦退場して、お昼ご飯を食べた後、握手会のために再び幕張メッセに入ろうとしたところ、とんでもなく長い入場列に遭遇しました。終わりが見えない入場列。歩いて歩いて、やっと辿り着いた入場列の最後尾からは幕張メッセが見えませんでした。並ばされたのは吹きさらしの駐車場。強い海風が寒かった。そこから少しずつ進んでいって、入場はまだまだだとしても、歩いているということは入場に近づいている実感を与えてくれて、もうどのくらい並んだか覚えていないぐらい並んでやっと幕張メッセに入場。外は超寒いのに中はめっちゃ暖かかった。寒暖差厳しいのつらいわ。


 全国握手会は欅坂46のメンバーが2人もしくは3人1組となって握手します。今回の組み合わせは1期生と2期生のペアが多かった。やはり1期生のほうが人気があるので人気分散の意味もあるのでしょう。以下握手した順番にちょっとした感想。

佐藤詩織・土生瑞穂

 やはり最初は佐藤詩織さん!! 佐藤詩織さんにワンマンライブ素晴らしかったよと伝えるために私は幕張メッセまでやってきたのです。並びもスムーズに進んでいって、荷物を預けて握手券を渡して、まず目に入ってきたのは佐藤詩織さん。アイドルとの握手会は何回行っても緊張するものですし、初めて対面する人だと尚一層緊張してしまうわけで、がちがちになりながらも言葉を振り絞って佐藤さんにワンマンよかったよーと伝えられたけれど、何と返されたかまったく記憶にない(泣)。間近で見た佐藤さんははっきりとした顔のパーツと白い肌がとても綺麗だなと感じました。あわわわしてたら流されて土生さんとも握手したはずなんだけど、こちらもまったく覚えていない。幸せだけど悲しい。しかし自分が浮かれていることだけは確かな実感としてあって、握手し終わった後も歩みを止めたら挙動がおかしくなりそうな感じでずっとうろうろ歩き続けていた(完全に挙動不審)。

織田奈那・鈴本美愉

 続いてはおだなな。欅坂で最初に興味を持ったメンバーがおだなななのでやはりここは行かなくてはと。偶然にも2組続けて1期生だけのペアです。まずは鈴本さんには風呂場での騒動を面白おかしく描いた個人PVが好きなので、個人PV好きだよと伝えたら喜んでくれて、いい流れでおだななへ。向き合って早々おだなな可愛い可愛い連呼して激褒めしたら、おだななくしゃっとした笑顔になって可愛かった…。オタクは褒めるしかないのです。

長濱ねる佐々木美玲

 前の2組が並びも厳しくなく意外とあっさり握手できたので、これは人気メンのレーンもいけるのではと長濱ねるねるに並んだら尋常じゃない列のくねくね。何回列を折り返すんだというぐらいにねるねるねられて人間でなくなりそうでした。しかし1時間以上並んでの長濱ねるねる、超超超可愛かったので問題ないです。一瞬でもやっぱねるねる。本当に一瞬で、その可愛さはもう光の矢のようで、射抜くように心に残像を残していった圧倒的な可愛さ。長濱ねるねるすごい。ふにゃりとしているようで可愛さの強度がダイヤモンド並。並んだ甲斐があった。一緒に握手した佐々木美玲さんもチャーミングな笑顔でよかった。

佐藤詩織・土生瑞穂

 長濱ねるねるの並びで疲れきってしまったので、握手券最後の1枚は並びの少なそうなところへ(泣)。人気ないのかな…。列も短くてすぐに握手できるかなと並んだら、私らのちょっと前で突然の休憩が入ってしまいました。再開してすぐに自分の番となって、握手ブースに入ったら佐藤さんは座りながらの握手でした(泣)。体調悪いのかな。ライブ中も咳してたしね。無理しないでと思うなら並ぶなという話なんだけど、やはり最後に顔を見たかったので…。体調のせいなのかどうなのか目がウルウルしてる感じで、それはもう綺麗なんだけどごめんなさい〜という気持ちになってしまってごめんなさい。こちらの言葉に丁寧に答えてくれたのがうれしかったけれど、座っている佐藤さんを見ると、その負担の一端を担っていることに自己嫌悪してしまいますね。


 欅坂の皆さん、本当にお疲れ様でした。全国握手会で一日中握手して、翌日にも個別握手会も控えているなんてみんなすごいよ。去年初めて乃木坂の握手会に参加して、もうこういうのは遠慮するかなと言っておきながら参加して、再度同じような気持ちになっています。握手会を避けていながらも、それでも伝えたいものがあると、『二人セゾン』やワンマンライブを通じて思ったので私は全国握手会に参加しました。そして参加してよかったなと思っています。つらそうなメンバーを見るのはこちらまでつらくなってくるけど、やはり面と向かって感謝を言えたことはとてもよかった。最近、乃木坂や欅坂の握手会の券を売るフォーチュンミュージックのCMが新しくなりました。そのCMでちょうど私が欅坂の全国握手会に参加するときに抱いた気持ちとまったく同じものが描かれていて、CMを見ると自分のことかと結構ドキッとします。真面目にあのCMは理想論じゃないんですよ。少なくともここにひとりは感謝の気持ちを伝えようと握手会に出向いた人間がいます。そういう気持ちで握手会に参加することでメンバーの負担を正当化できるかというと難しいけれど、そうであったらメンバーもうれしいんじゃないかなと信じつつ、実際は握手会はもういいかなと私は思っています。そう思っていても未来の自分はわからない。次は参加しないと決めても、それを覆すぐらいの新曲やライブを届けてくれたらなと願っています。そしたらまた会いに行きますよ。


 疲れたけど、いい1日でした。感謝が伝わったかなどうかな。ただの自己満足になってないか不安というかやはり自己満足なのかな。ともかくも、欅坂の皆さんありがとう。