欅坂46『二人セゾン』

 昨日このブログで『二人セゾン』のMV早く公開してほしいと書いたら本日公開された。私信か。曲のみの時点で既に大好きという『二人セゾン』だけど、MVがそれに輪をかけて素晴らしい。アイドルのもっとも美しい姿、動きがそこに収められていて、これほど心が充たされる5分間は早々無い。スタッフが本当に欅坂と真摯に向き合っているなというのが強く感じられて、そこで素晴らしい作品を作り上げることが出来るのは幸せなことだと思う。



欅坂46 『二人セゾン』


 これほどまでに完璧な映像を見せられると泣きたくなってくる。ツイッターでフォローしている乃木坂オタが乃木坂のどんなことでも泣くのを横目に見ながらさすがに泣きすぎでしょと思っていたが、いや泣くわ。最近自分も乃木坂や欅坂で泣きたくなるのわかってきた。尊いよ。気軽に尊さとか書くのは憚れるけど、年頃の女の子達が大きなプレッシャーの中、ステージに立ってスポットライトを浴びている姿は尊いと言うほかなくて、自然と泣きたくなってくる。


 バレエを基礎とした柔らかくしなやかなダンス、大勢で踊ることで生み出される迫力と調和、どこをとっても私の好きなシーンばかり。伸びやかなダンスから一転、間奏では平手友梨奈さんが激しく踊り、最後の音に合わせて昇りつめるような手が勢いを感じさせてとてもかっこいい。選抜というシステムが無くても、強く美しいものを表現出来るというのが本当に素晴らしく、救いになる。

11月近況

 『墓場、女子高生』が終わって数日後に映画『アニバーサリー』のトークショーで伊藤万理華さんを見る。クリエーター思考が強い伊藤万理華さんの言葉を聞けたのがらしかった。


https://www.instagram.com/p/BMEaom7FQ1k/


 11月のアイドル現場はほぼハコイリ♡ムスメばかり。ラーメンショーではハコムスの後に西恵利香さんも見た。11月のハコムスはリリイベツアー中。リリース週は連日リリイベで、11月の連続リリイベというとももクロを思い出す。倒れないよう気をつけてほしい。私はというとハコムスリリイベも行っているが必死ではなく惰性感は否めない。表題曲『ハコいっぱいのプレゼント』は、芯があって伸びやかなBメロの星里奈さんの歌が大好き。初めて行ったららぽーと立川立飛は開放感ある野外でのリリイベだったのでよかった。ららぽーと立川立飛からは入間航空祭ブルーインパルスも見れた。


https://www.instagram.com/p/BMWXDCeFIPz/


 東金でハコムス野外音楽会。遠かった。セーラー服のハコムスはぽにょのがいちばん好みで可愛かったので、3,000円払って15秒撮影会に参加する。一眼レフを持っていかなかったのでiPhoneで勝負。iPhoneだと撮影の距離感がグッと狭まる。一眼だと私も相手も緊張してしまって硬い感じになってしまうのはファインダーを覗いているからだと思うので、ミラーレスカメラを買おうか迷っている。一眼だと完璧な写真が1枚撮れれば満足かなというところが、iPhoneだと画質はそこそこだけど良い表情の写真が何枚も撮れるので、そこのトレードオフに迷う。芸術の秋ということで、鉄戸美桜さんに似顔絵を描いてもらう。特徴を素早く捉えて迷わず線を入れる鉄戸さん。インスタグラムにアップしたらぽにょの写真と同じぐらいいいねをもらう。


https://www.instagram.com/p/BMdzo9nlcTi/
https://www.instagram.com/p/BMd0O7tFMOX/
https://www.instagram.com/p/BMd18fzFji7/
https://www.instagram.com/p/BMd1bCRFDtC/
https://www.instagram.com/p/BMd4bghFtbI/
https://www.instagram.com/p/BMjacS_FIPM/


 金曜日退勤ラッシュの東海道線に乗って横浜、ロロいつ高vol.3『すれちがう、渡り廊下の距離って』を見る。安定の面白さ。不思議な存在感の白子に何故と問わない空気が物語全体にあって、無償の愛を感じさせて愛おしさがあった。時事ネタを取り入れつつも懐古ネタも多いので、だからこそおっさんの私は笑うのだけど、これが若い人に届くのか気になる。


https://www.instagram.com/p/BMq3Vr8FRvs/


 11月のハコムス定期公演は最前で見る。3期メンバーが加入してから半年ということで半年を振り返る。星さんの読み手を引き込む文章力が気になる。3期メン3人のそれぞれの個性がハコムスに彩りを与えるようになってきて、見ていて楽しさがある。相変わらず私は曲を覚えるのが苦手なので(秋の新セットリストはほとんど答えられない)、この曲が好きというよりも公演全体が好きという感想になってしまうのだけど、去年も一昨年もそうだったように秋のハコムスが作り出す穏やかで優しい世界が私は大好きです。


https://www.instagram.com/p/BMtkzL2Fub1/


 2年連続で寄居のお祭りにハコムスが呼ばれる。朝9時からのライブなので7時に家を出る。途中で乗り換えに失敗してハコムスのライブ開始に間に合わず。寄居駅から走って2曲目に間に合う。ライブはトラックの荷台ステージでハコムスがジャンプするとトラックが揺れる。快晴で暑い。模擬上棟式でお菓子を楽しそうに投げるハコムスの皆さん。2回ライブをやってハコムスの出番は12時過ぎにすべて終了。そのまま帰るのも惜しかったので寄居駅前のおばちゃんが切り盛りしている年季の入った喫茶店で休憩するも、忙しそうなおばちゃん店員に代わって注文を取ってくれたのはタバコをくわえた常連のおっちゃん。後にその常連はタクシーの運ちゃんだと判明。ところてんを注文したが品切れでアイスコーヒー。再びお祭りに戻って、大トリの地元女子高生による書道パフォーマンスを見る。予想していた以上に圧巻のパフォーマンスで感動してしまう。この日のハイライト。天気もよいし、楽しいお祭りだった。その後都内に戻ってタワレコ新宿でハコムスのリリイベを見たが、狭い店内に人多すぎで満足に見れなかったので、寄居のお祭りの幸福感のまま帰ってもよかったかなと思った。


https://www.instagram.com/p/BMvG9xiFDfU/
https://www.instagram.com/p/BMu5dQXlPpF/
https://www.instagram.com/p/BMy0VhMFBNa/
https://www.instagram.com/p/BMvHYhCFU9U/
https://www.instagram.com/p/BMu6LMol9lY/
https://www.instagram.com/p/BMu-XPilNlX/
https://www.instagram.com/p/BMu9_BvFwwp/
https://www.instagram.com/p/BMvIW6FlGd6/
https://www.instagram.com/p/BMwapwwl8Ha/


https://www.instagram.com/p/BMvdFKqFArV/


 自分の熱量が乃木坂46に傾いていることもあるけれど、ハコムスの特典会にあまり行かなくなった。どうしても握手会で伝えたいことがあるとか(そもそも握手会が苦手なのだけど)、どうしてもここで2ショットチェキを撮らなきゃとか思うことも少なくなった。好きなんだけどね。


 乃木坂の今の制服が好きで、ハコムス2014秋冬衣装に似ていなくもないが、より上質感があって、やはりお金のあるアイドルは違うなと思わされる。


https://www.instagram.com/p/BMcyenUl0SW/


 家にいるときはほぼずっとテレビで乃木坂の映像作品を再生している。まったく見飽きない。最近は朝起きたら、『サヨナラの意味』初回盤Bのアンダードキュメンタリーを流しながら支度している。そのドキュメンタリーにはアンダーツアー中国地方千秋楽の『きっかけ』の最後が収録されていて、そのシーンのときだけは支度の手が止まって必ず見入ってしまう。私は中田花奈さんの自虐的な性格がなかなか好きになれなくて、しかし井上小百合さんのMCに涙ぐむ中田さんを見ていると、諦めきれない想いのようなものを感じ取ってしまって私までグッときてしまう。


 アンダードキュメンタリーはほぼ寺田蘭世ドキュメンタリー。寺田蘭世さんが大きく飛躍するための物語の地固めのようなドキュメンタリーだった。寺田蘭世推しの私にとって今いちばん見たかった映像が収められている。


https://www.instagram.com/p/BMoa6IDlnK3/


 『サヨナラの意味』も『ブランコ』もMVが深読み出来すぎるので、それによって曲の世界が狭まっているような気もする。聴いた人がそれぞれの思い入れを込めることで好きな曲に変わっていくはずだけど、MVに込められた意味が強すぎて生半可な思い入れでは弾かれてしまう気がする。2つの曲が乃木坂から離れて私のための曲になるのは難しい。


https://www.instagram.com/p/BMqFDiwl-Wt/


 乃木坂のモバメは取っている人がその人のためだけに送られてくるメールとして読むものと思っているので、他の人にも同じメールが送られているわけがなくて、モバメの内容を共有するのは風流がわかってないなと思いつつも寺田蘭世さんのモバメについて書くと、寺田蘭世さんはモバメによく自分の目の写真を添付して送ってくる。私が寺田蘭世さんのどこが好きかというと綺麗な瞳にもっとも惹かれているので、そのメールがとてもうれしい。添付されてくる写真は画質が粗いのだけど、それでも美しさは伝わってくるなと思えるぐらい今は寺田蘭世さんに盲目。大事なタイミングでアップされるブログも強さに溢れた文章で、自己への厳しさに折れてしまわないか不安だけど、なんとか突き進んでいってほしいと祈っている。


 私は『サヨナラの意味』の握手会には申し込んでいないので、寺田蘭世さんから握手会30部完売ありがとうのメールが届いても申し訳なさがあったりして、しかし私はステージでセンターに立つ寺田蘭世さんが見たいので、その日までなんとか寺田蘭世さんの背中を追いかけられたらなと思う(そのためには私も握手券を買ったほうがいいのかなと思いつつも)。まだアンダーのセンターだけど、12月には武道館のステージに立つ寺田蘭世さん、私にもその勇姿を見させてください(チケット当たってくれ)。


https://www.instagram.com/p/BMy2QKuFsHE/


 まだリリース前だが偶然聴いた欅坂46の新曲『二人セゾン』が今年いちばんのアイドルソングではないかというぐらい好き。特にBメロが好き。早くMVを公開してほしい。ただまあ、乃木坂欅坂を好きになればなるほど秋元康の書く歌詞への苦手意識が増していく。


 意味を求めすぎるのはよくないなあ。


 休日はツイッターをほとんど見なくなった。ツイッターを見るのは仕事の休憩のときだけ。仕事から帰っても家ではあまりツイッターを追わなくなった。そのぐらいの距離感がちょうどよい。逆にインスタグラムは頻繁にチェックするようになったが。


 他に最近聴いてよかった音楽。

  • TAMTAM『NEWPOESY』
  • iri『Groove it』
  • Twinkle Twinkles『take me to the star』


Twinkle Twinkles / Summer [OFFICIAL VIDEO]

Twinkle Twinkles / Merry Go Round [OFFICIAL VIDEO]

乃木坂46『ブランコ』MVと寺田蘭世さん

www.youtube.com


 乃木坂46、16枚目のシングルのアンダー曲(シングル表題曲に選抜されなかったメンバーによる曲)である『ブランコ』のMVが期間限定で公開されました。で早速見たのですが、私はそのMVが大好きです。外出中で、ちょうど喫茶店で休んでいるときにMVが公開されたことを知って、イヤフォンで聴きながらiPhoneの小さい画面で視聴したのですが、周りに他のお客さんがいたにもかかわらずちょっと泣きそうになった。寺田蘭世さんありがとうという気持ちになった。良いMV作ってもらえたね。ただ曲のほうはそこまで好きになれず、ゆったりと喋るように歌う感じがラップっぽくもあり、しかしこれはラップとは違うよな、やっぱりフロウか、フロウなのかな、という複雑な気分。


 今回私が盛り上がっているのは、このアンダー曲のセンターが寺田蘭世さんだからです。アンダーにもセンターいるんですよ。乃木坂46は選抜されるされないだけでなく、アンダー内でも序列があるの競争社会の地獄感ありますが…。乃木坂46の中で私が最も好きなメンバーである寺田蘭世さんがアンダーセンターに選ばれたので期待しまくっていたのですが、ラジオで聴いた曲はどうにも微妙で、これでMVまで微妙だったらどうしようかと心配しながら見たわけですが、良かった…。良かったよ…。少なくとも私は『ブランコ』のMVが大好きです。


 旅の途中なのか、がむしゃらに皆顔を汚しながら歩いています。そして見つけるのは竜か何かの空を飛ぶ生き物。全員がその生き物を飛び掴もうとしますがあと一歩。その最中で寺田蘭世さんが覚醒します。他の人にも見えているのか、寺田蘭世さんの背中から羽根が生えてきます。謎の生き物に手が届いたような描写もある。最後の寺田蘭世さんは別の世界に行くことを予期しているのか。


 とまあ5分ほどの映像にたくさんの意味が詰め込まれています。なんとなくスマホゲームのティザームービーにも見えます。しかもこのMVがすごいのは最終的にすべてが寺田蘭世さんに集約されていることです。センターということは理解していましたが、ここまで寺田蘭世さんが主人公だということに驚きました。他のメンバーに申し訳ないぐらい。来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、内容に関しても寺田蘭世さんの未来を予感させるものとなっています。つまり寺田蘭世さんの選抜入りです。こんなにあからさまに表現してしまっていいのかと不安になるぐらいです。ちょっと怖いよ。


 寺田蘭世さんもMVがどのように見られるかわかっているはず。しかしその重圧に負けない強さをMVの寺田蘭世さんは見せています。16枚目選抜発表後のブログで寺田蘭世さんははっきりと悔しいと書いていて、その悔しさがMVの寺田蘭世さんからも強く伝わってきます。まっすぐに射抜くような視線の強さ、私は寺田蘭世さんの瞳が大好きです。人を信じさせる覚悟がその瞳にはある。こういう強さというか気高さに私は惹かれます。よく泣くし、自己嫌悪しがちだけど、自分を奮い立たせるように前に進む強さがあって、可愛いだけじゃない強さがある。寺田蘭世さん、可愛いのだけど甘くないのが良いですよね。甘くないのを隠さないのが良い。好きです。

だからはっきり言います
悔しい。

blog.nogizaka46.com


 寺田蘭世さんらしいというと寺田蘭世さんはらしさとか人を縛るものだと怒りそうですが、私が寺田蘭世さんの良さだと思っている部分、私の好きな寺田蘭世さんがまっすぐに出ているMVを作ってもらえたのは素晴らしいことではないかと私は素直に喜んでいます。スタッフには感謝しかない。あとはもう、MVのように選抜を掴みとるしかないですよ。いけるよ。




追記
 これを書いている間のBGMとして『ブランコ』を繰り返し再生していますが、完全にこの曲が好きになってきた…。しかし、何に対しても意味意味意味と、意味を求めてしまう態度と、それに応えるかのようにわかりやすく意味を与えてくるのには、想像の可能性が狭まってちょっと窮屈だなとも思うのです。