神戸でザ・なつやすみバンド

 ザ・なつやすみバンド最高でした!! 夏、終わりました!!


 と言いたくなるくらい最高のライブでした。神戸まで赴いた甲斐があった。


 ザ・なつやすみバンドの『パラード』リリース記念ツアー。全国を巡るこのツアーで、僕が行ったのは神戸。何故神戸まで行ったかというと、なつやすみバンドが好きなのは当然として、僕はライブ会場の旧グッゲンハイム邸が大好きなのです。以前行ったときに、その洋館の雰囲気の良さの虜になってしまい、この度なつやすみバンドがライブをするということで再び訪れることを決めました。


 このツアーは会場毎に対バン相手がいて、神戸は平賀さち枝さんとの対バン。平賀さんとても良かった。今年は偶然にも対バンで2回平賀さんのライブを見ることが出来て、ああいうギター一本のシンガーソングライター系は苦手なんだよなと思ってましてが、平賀さんは歌とMCの間の独特の空気や、歌声が空気と混じり合う瞬間の水彩が滲むような揺らぎが心地良く、かなり好きになってきました。僕は『カントリーロード』が大好きなのだけど音源化されてないっぽい。部屋でも『カントリーロード』聴きたいなあ。


 平賀さんが終わったら、ザ・なつやすみバンド。春にワンマンライブを見て、感動しまくりだったのですが、夏の終わりのライブも感動しまくりでした。何度も泣きそうになったよ。本人達も演奏が難しいと言っていた『D.I.Y. 〜どこまででもいけるよ〜』を完璧にやりきったときの一体感がすごかったです。それまでも何回かライブでやってもすべて失敗してたそうなので、演奏後のもう残りはいいでしょみたいな満足感に溢れたバンドの面々が皆晴れやかだったな。


 そして、『S.S.W』からの『自転車』の流れが素晴らしすぎて、ずーっと聴いてるけど『自転車』やっぱり大好きだなーという当たり前の思いにしかなりません。正確に刻まれるスティールパンのリズムが、どんなことがあっても時は進むし、生きていくんだなという力強さに満ちていて、聴いていてすごく励まされます。平賀さち枝さんとはむかーしからの付き合いだそうで、そのことを思い出して涙をこぼす中川理沙さんがこのままエモくいきますと次の曲を始めたのがもう最高。本当、素晴らしいライブでした。


 アンコールはなつやすみバンドと平賀さち枝さんのコラボで、それもまた素晴らしかった。最後が『なつやすみ(終)』で、まさしく終わりましたね。素晴らしい夏の余韻。ありがとう。




 このなつやすみバンドのライブのために2泊3日の大阪神戸旅行。とても楽しかった。主目的はライブといっても、裏テーマで関西のカレーを食べるという目的もあって、以前ハコムスで大阪行ったときもカレーを食べましたが、まだまだ食べ足りなかったので、今回もカレーを食べまくりました。大阪神戸で計5食のカレー三昧。どこも美味しかったけど、いちばん自分好みだったのは神戸王子公園のカラピンチャでした。ここのスリランカカレーがめちゃくちゃ美味しかった。お皿の上のライスとカレーと副菜のすべての調和がとれていて、味わい深い交響曲を食べているよう。最高でした。かき氷も3店舗行って、特に菊水茶廊のグラフルミルクが好きな味だったなあ。最後のほうは本当のフルーツグラノーラっぽくなっていました。


 他には、大阪の友人に教えてもらったwad omotenashi cafeがすごく良かった。器のギャラリーに併設されたカフェで、とても美味しい日本茶を頂きました。あとはカラピンチャの近くの古本屋ワールドエンズ・ガーデンも良かった。猫がご主人のように鎮座する雰囲気の良い古本屋で、荷物が重くなるのも構わず本を購入。


 なつやすみバンドのライブと最終日は友人と一緒でしたが、主に一人旅なので誰とも話さず旅するのかなとの予想もしましたが、意外と店員と話す機会も多く、しかもいろいろ共通する話題があったということにびっくり。なつやすみバンドも知ってたし、旧グッゲンハイム邸や神戸の観光スポットについて教えてもらったり、皆さんカレー屋さんについても当たり前のようにお薦めのお店があって、そういう旅先の会話を出来たことがかなりうれしかったです。


 楽しい旅行でした。なつやすみバンド最高だな。




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