『9月10日は℃-uteの日の日記』に至るまでの日記(その3)

『9月10日は℃-uteの日の日記』に至るまでの日記(その2) - 星屑日記の続きです。
 私はテーブルで向かい合って座っているdegmzongoさん(そろそろトラックバックスパムとして訴えられそうなのでTBを飛ばすのはやめます)に対して何気なく聞きました。
「degmzongoさんの推しは誰ですか?」
それに対しdegmzongoさんは困った感じで言いました。
「何故みなさんそういうことを尋ねるんでしょうか」
確かに。自分で言っといてなんですが、私もこの質問に困るときがあります。これはよく初対面のヲタからよく聞かれます。また、最近はヲタと新しく交流する機会は少なくなりましたが、以前から交流があり最近は疎遠になったヲタと久しぶりに会ったときなど「今は誰推しなんですか?」とよく聞かれます。℃-uteの現場で推しは夏焼雅さんですと答えるわけにもいかず、全員好きというのは答えになってないし、だからといって誰か一人を挙げられるほど好きってわけでもない。推しはいないと答えるとそれはそれで一般人気取ってんじゃねーよというわけで、そういうときは適当にそのとき気になっているメンバーを答えるようにしています。今は℃-ute現場では舞美さんと答えてます。変な弁解じみた答え方するよりも、適当でも誰か一人挙げたほうがなんとなくすっきりする、そんな事なかれ主義です。
「話の取っ掛かりとして最適なんじゃないでしょうか」
私は答えました。日常において初対面の人と会話をするとき、天気の話や話題のニュースでまずは会話を弾ませるように、初対面のヲタに対して挨拶とも言うべき言葉が「推し誰」ではないかと思います。これをきっかけにそのメンバーについて深く語り合うもよし、また避けなければいけない話題など(ヲタに心理的ダメージを与えかねない)もこの質問である程度わかります。

 ここまで考えて、もしかしてこれはかなり限定的なヲタの問題ではないかと気付きました。私はヲタT(メンバーの名前が入っているようなTシャツ)を着ません。コンサートやイベントの会場にはいつもユニクロや無印のような没個性的な服で行きます。この場合、初対面のヲタにとって私はどんなヲタだかわかりません。だから推しは誰かと聞かれるのかもしれません。黄緑色の愛理ちゃんTシャツを着ているヲタに推しは誰ですかと聞くヲタなどいません。巡り巡って推しは誰かと聞かれるのは自分に責任があるのではないか。黙ってしまった私にdegmzongoさんは言いました。
「2時になりましたよ。出ましょうか」

(そろそろ読む人もいなくなるのではないかと怖れているのですが、どう終わりにすればよいかわからなくなってきました。)