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劇団レトロノート『おわりのつづき』@中野テアトルBONBON(20151120)

祖母が亡くなり、孫である広心と徹は、祖母の家の片づけをしていた。そんな中、祖母の形見分けで次々と人が訪ねてくる。訪ねてきた人々の話を聞くうちに知らなかった祖母のエネルギッシュな姿が明らかになっていく。そして、形見とは関係なしの思惑や、出会うはずがない人が出会ったことによる問題も勃発し、ただの形見分けはどんどん違う方向へ進んでいく。広心は無事に形見分けを終えることができるのか。それぞれに残された形見とは・・・?


http://www.retronote.com/owari/


 街は寒くなってきて、冬が始まろうとしている時期に今年もレトロノートの季節がやってきました。去年初めて観て、その温かい舞台に寒さで冷たくなった心もほっこりしたのですが、今年もとても面白くて素敵な舞台でした。しかし、アイドルオタク的にはとてもつらいお話でした。つらいよー泣。


 登場人物のひとりに、熱狂的な俳優オタクの女性がいて、その人は周囲の同じ俳優オタクからも認められていて、所謂TOみたいな女性なのですが、その女性のオタクとしての暴走っぷりの既視感がありすぎてこちらも頭を抱えたくなります。そして、その女性に対する周囲の言葉にもうわーと頭を抱えたくなります。オタクつらい。好きを突き詰めすぎて、最初の頃の純粋な好きという気持ちを忘れてしまったその女性を見ていると我に返って本当に自省しかない。単純に好きって気持ちだけで向き合えればいいのに。何故に求めすぎてしまうのだろう。なんだか不安定な女子中高生みたいな感想しか出てこない…。


 俳優オタクの台詞でボロボロになりながらも、ストーリーはしっかりと大団円して、そこはさすがのレトロノート。本当面白かったです。