『竜の落とし子 -リライト-』

 子供を産みたい男と子供を産めない女のお話。もう少し複雑。重くなりそうなところを軽妙に見せてくれるのがよかった。複数の時間軸が同時に進行し、世界が曖昧になるのだが、それが物語の撚りを強くしているように感じました。


 目当ては山本萌花さん。山本さんは子宮の病気持ちの難しい役を演じてましたが、悲壮さに負けない美しさがあり、中でもダンスのシーンは素晴らしかったです。しなやかに舞う山本さんの包容力が優しく、そんな山本さんに癒されました。