『幕が上がる』

 最後ネタばれしてます。




 おれ、ももクロが大好きです!!!!! 観終わると、その大好きな気持ちで胸がいっぱいになる、『幕が上がる』はそんな最高の映画でした。どんなに演じようとも、ももクロとしてしか観れない、映画の観賞方法としはダメな部類だと思うけど、それでも最高だった。僕の大好きなももクロがスクリーンにいました。うれしい。どんなに時が経っても、ももクロを好きな気持ちがまだこんなに残っていることに気付けてすごくうれしい。また会いたくなったよ。舞台挨拶は全部外れて、凹みはしたけれど、スクリーンに映るあなた達が最高にかっこいいのでどうでもよくなった。嘘、会いたい。幕を上げた今、いろいろとあの頃の思い出が甦ってきます。いっぱい思い出あったなーと。懐かしい。こういう観方しか出来ないけど許してね。


 とにかく夏菜子がかっこいい。これに尽きます。演劇部部長として、最初はいやいやながらも次第に演劇にのめり込み、最後はとても頼もしい顔で舞台を見つめる、それが夏菜子の成長と重なって泣きそうです。この映画はももクロZが次の高みに向かうための決意表明だと思っています。映画の最後からは、これからも突き進んでいくという覚悟が見て取れます。ももクロちゃんは止まらない。走り続けます。そうだよ。おれも走るももクロ見たいよ。と最後、幕が上がったと同時に『走れ!』が!! あの歌声が流れた瞬間ずっこけましたよ。僕の脳内でだけだったももクロとしての映画が、本当にももクロの映画となってしまいました。ここで『走れ!』なのかー。でも最高だった。エンドロールの片隅で素を見せるももクロちゃんが好きすぎてやばい。


 ももクロ観点の『幕が上がる』はこれくらいにして、その他の感想についても書こうと思います。まず、なによりこの映画を素晴らしいものに引き締めているのは黒木華さんの演技です。さすが。田舎の高校にいがちな、東京で夢を追いかけたけど諦めて、でも諦めきれない役を完璧に演じていました。窓辺で光を背に演じる肖像画のシーンの美しさったら。彼女がいたからももクロが輝いたといっても過言ではありません。あとは、このところ注目している芳根京子さん。見せ場は少なかったけど、夏菜子とあーりん2人だけの教室のドアを開けるシーンとかよかったなあ。


 所詮懐古的な楽しみ方しか出来なかったけど、それでも素晴らしい映画でした。たぶんももクロを知らない人が観たら、普通の青春映画だったんだろうなと思います。僕は思い入れがありすぎて、役名があっても、ももクロにしか観れませんでした。いい映画に出会えたねももクロちゃんももクロを大好きなことを思い出さしてくれてありがとう。舞台も絶対観たいな。