ハコイリ♡ムスメを追いかけて大阪で食い倒れた日記(20150131-20150201)

 東京をメインに活動している、そこまでメジャーじゃないアイドルを追いかけていると地方に行くことはほとんどありません。全国ツアーをするようなアイドルを追いかけていないのでそれはしょうがない。また旅行に行くとしても、何かしらアイドルと絡めて行きたいなと思ってしまうので、なかなか踏ん切りがつきません。なので、稀に推しているアイドルの遠征があるとはしゃぎ過ぎるわけです。無駄に張り切って旅行の準備をし始めます。そんなわけで、現在僕がいちばん熱心に追いかけているアイドルであるハコイリムスメが大阪でライブをすることになりました。ワンマンでもなく、よくある対バンの1組としてですが、それでも初めての地方遠征です。行くしかないでしょう。


 ハコムス遠征に浮かれた僕と僕の友人(ハコムスバスツアーも参加してた)はライブの前日に大阪入りしました。何故前日入りしたかというと、ハコムスライブと同じくらい、もしくはそれ以上に楽しみにしていたのが大阪の美味しいもの巡りでした。日帰りでライブを見て帰るだけではもったいない。大阪行くなら美味しいものをいっぱい食べましょう、ということで僕らは土曜日からの一泊二日の旅行です。と書きつつ、僕と友人は往復の新幹線もホテルも別々、現地集合現地解散、偶然大阪で出会ったら「あらあなたも」と奇遇を装う派です。


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 出発当日は仕事の日よりも早く起きて東京駅へ。ワクワクが収まらず、車内で食べる朝食選びも迷います。こだまで一路大阪へ。旅行前の下調べで大阪在住の友人に聞くと、大阪ではカレーが流行っているとのこと。趣向を凝らしたカレー屋がたくさんあるそうで、インターネットで調べただけでも美味しそうなお店がたくさん。カレーなんて東京でも美味しいの食べられるでしょ、と思いつつも調べていると大阪のカレーが世界で一番みたいな気分になってくるんですよ。本当に行きたかったカレー屋さんは谷口カレーといって、もう写真だけでもめちゃくちゃ美味しそうなのですが、残念なことに営業日が非常に限られています。よって、泣く泣く候補から除外。あとは新幹線の到着時間とか新大阪駅からの距離とか考慮して、いろいろ迷って選んだのがyobareyaというお店。僕が食べたのはアボカドチーズカレー。見た目も優しければ口当たりも優しいカレーでした。お腹が空いていたので一気にぺろり。美味しかった!!


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 その後、歩いて近くの靭公園まで散策。この日の大阪は寒かった…。あまりの寒さのため、靭公園近くのcocoo cafeに入店。可愛いワンちゃんがお出迎えしてくれました(ワンちゃん写真は失念…)。


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 温かい飲み物を飲んでゆったりしてしまいましたが、まだまだ旅は始まったばかり。次の目的地に向かいます。ちなみに友人は別の新幹線で大阪に着き、別のカレー屋さんでカレーを食べていました。そちらも美味しそうだったな。電車を乗り継いで谷町六丁目へ。山口果物です。果物屋ですがかき氷の有名店でもあります。かき氷大好きな自分なので、外は寒いけどここまで来たからには、ということでかき氷を注文、石焼き芋のかき氷を食べました。石焼き芋の皮が散りばめられていて、皮の硬めな食感とふわふわの氷の組み合わせが病みつきになります。かき氷を食べていたら、窓の外ではチラチラと小雪が舞ってきましたよ。


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 その後、梅田に移動して、東京から同じくハコムスを見にやって来た友人、大阪在住の友人と合流して夜ご飯に向かいました。着いたのは千林にあるフォーのお店。インスタグラムに流れてくる、このお店のフォーの写真がとても美味しそうで、今回の旅行のメインディッシュといっていい、どうしても行きたかったお店です。シンプルで落ち着いた店内で頂いたのはとりのフォー。野菜トッピングをしたので野菜盛りだくさんです。スープと麺と野菜のバランスが最高に優しい。美味しかった!!

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 そして最後は甘いものです。同じ千林の角屋にお邪魔して、壁にたくさん並んでいるお品書きから選んだのはプリン白玉ぜんざい。ぜんざいにプリン!? 食べてみると、ぜんざいだから当然というかプリンが温かい…。不思議な味だ。蒼井優さんも訪れた角屋、次は夏に来てかき氷を食べたいです。


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 1日目はここで食い倒れ終了。皆と別れてホテルにチェックイン、胃腸薬を飲んで眠りにつきました。もうこの時点で、ハコムス関係無くかなり満足な旅行となっています。




 大阪2日目。前日の夜、ホテルにチェックインしたときは雪がぱらついていましたが、朝になったら晴れていました。とても食い倒れ日和です。チェックアウトして朝9時に谷町六丁目集合。日曜日の朝の静かな街を歩いて向かったのはkotikaze。朝粥を頂きました。胃に優しいです。お粥のお供となる小鉢がたくさんあってまったく飽きない、むしろ最後はおかずが余ってしまって、もう少しお粥欲しいなと思ったぐらいでした。のんびり朝粥、理想的な休日の朝です。

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 続いてkotikazeから歩いて山口果物へ。2日連続の山口果物で、今回はリンゴのフルーツティーを頼みました。このフルーツティーがまたすごくて、透明なティーポットにはポットたっぷりのリンゴで、まるでリンゴの紅茶漬けのようでした。砂糖も何も入れなくても紅茶が甘くて、リンゴの風味が素晴らしかったです。


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 この後、ハコイリムスメのライブを見ましたが、それについては後述。ハコムスの昼のライブを見てからお土産を買いに梅田に移動。そこで足を休めるために入ったのがうめだ阪急店内のたねや茶屋。看板メニューのエキストラバージンオリーブオイルをかけて食べるお餅を頂きました。お餅にオリーブオイル斬新過ぎるなと思ったけど美味しかったです。一緒に付いてきた醤油のエスプーマもお餅に載せて食べるとめちゃくちゃ美味しかったし、お腹に余裕があればぜんざいも頼みたかった。


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 再び天満に戻り、ハコイリムスメの夜ライブを堪能。ハコムスの物販も終わり、帰りの新幹線のために新大阪へ。新大阪駅の中をぐるぐる彷徨って、最終的に入ったのはスタンドサシャという洋食屋さん。キーマカレーが名物とのことで、もちろんキーマカレーを頼みました。コロコロとした角切りの野菜の食感が良くて、思ったよりもピリリと辛いカレーが大阪最後の締めとして美味しかったです。結局たこ焼き食べませんでしたね。ハコムスの皆さんにはたこ焼き食べるように散々言われましたがごめんなさい。


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 のぞみに乗って、やっと自宅に辿り着いたときには、もう月曜日となっていました。大阪食い倒れツアー、美味しいものばかりで、満腹大満足な旅行でした。




 ここからはハコイリムスメのライブの感想です。食い倒れに比べてとって付けたような感想ですが…。


1部

2部

  • なぜ?
  • 真赤な自転車
  • Be My Diamond
  • Snow celebration


 昼の1部は夏をリプライズ、夜の2部は今の集大成、という感じでハコムスの魅力が十二分に伝わるようなライブでした。そして、本当に久しぶりの『夏色キッス』でした。しかも『海へ行こう』からの『夏色キッス』だから、もう大阪は夏です。海開きしました。スイカいつでも割れます。夏の新人公演千秋楽、アンコールの手拍子の中、涙が乾かないうちに舞台袖から飛び出してきた皆さんの歌う『夏色キッス』で、胸いっぱいに夏がきらめいたことを思い出します。夏が甦るとはまさにこのこと。あの夏、最後に『夏色キッス』を聴いて、その日の夜に僕は香川に旅立ちました。香川旅行楽しかった。一緒に香川を旅した5人の中で、関東に住んでいるのが3人で関西に住んでいるのが2人。関東住まいは全員ハコムスのファンで、定期公演にもよく通っていて、その話を漏れ聞く大阪の友人もタイミングが合えば行きたいと言っていたところでの大阪遠征。東京組はいつも会っているけど、一緒に香川で温泉入ったりうどん食べ回ったりした大阪の友人と『夏色キッス』を聴けたことに感慨深いものがあります。夏を走り切った皆さんの涙、夜行列車に揺られながら見たハコムスの写真、瀬戸内海の海と空、花火の煙の匂い、温泉に入った後に食べたかき氷、一緒に夏を過ごした人とハコムスを見ると、すべてが甦ってきます。とても私的な思い入れですが、そういう繋がりが僕の記憶を強くさせます。僕にとって去年の夏は『わたしの星』の夏であって、ハコムスはほんの一部でしかなかったけど、それでも大切な時間だったのだなと今になって実感します。思い出ばかりでライブの感想書いてないのやばいけど、昼のハコムスはあー夏だーと押し寄せる光に眩んでいたらあっという間に終わった、そんな感じでした。


 曲順前後しますが、昼のハコムス1曲目、大阪へのご挨拶は『ホワイトラビットからのメッセージ』でした。定期公演での初披露から間を置かずにまた見れてうれしいです。でかいステージで歌っているのを見てこちらがあわあわしちゃって、門前亜里さんがセンターで歌ってるぐらいしか記憶に無い(泣)。センターに門前さんがいると、ハコムスの母性がグループを、そして会場中を包み込んでいる雰囲気が出まくってて素晴らしいですね。


 夜2部の1曲目は『なぜ?』でした。最近歌う機会が多いですね。『なぜ?』でのサビは結構長いソロがあって、そのソロパートでの内山珠希さん鉄戸美桜さんがとても良かったです。いつも1番の珠希さんソロで聴き惚れて、今回は2番の鉄戸さんソロでもハッとしてしまいました。今更って気もしますが、何回もハコムスのライブを見てきたからか、ハコムスのそれぞれの歌声がより際立って聴こえてくるようになりました。最近は今まで以上にハコムスの歌声が心地良く感じます。曲は好きだけど歌声が受け入れられないという歌手もいるので、歌声重要ですよ。歌声の他にも『なぜ?』は表情など、ハコムスの演技の部分もすごいと思わせられる曲なので、大阪のお客さんにハコムスはこういうグループなんですとアピール出来たのではないでしょうか。


 アピールというと、ハコムスのようなグループにとって、手っ取り早く好きになってもらえるようなインパクトはありません。例えば、ダンスがすごかったりとか、歌がめっちゃ上手かったりとか、そういう一発でガツンとくるようなものは無いです(世の中には握手会が楽しいから通うような人もいますが、僕はやはりライブがいちばん大事だと思うので…)。彼女達が作り上げる世界は、雪降る夜の静けさのようにじんわりと響いてくるものです。尖った部分の無いグループは、今のシーンでファンを増やしていくのは大変だろうなとは思います。また、対バンに出ても果たして意味があるのかなと思ったりします。でも、ちょっとずつでも何かしらの印象を残しているんですよね。そういう積み重ねが少しずつ、優しさが沁みわたるように伝わっていけばいいなと思います。大阪も行ってよかったなと思うし、少なくとも僕の観測範囲での大阪の感想は絶賛でしたよ。


 大阪といえば、大阪行く前にいろいろ予想していて、その中でもこれは絶対やるだろうと予想していたのが、菅沼もにかさんが大阪弁で挨拶するというもので、実際にえせ大阪弁で挨拶したので僕は心の中で小躍りしてました。もにーちゃんは裏切らないなあ。また夜2部では、告知などでの我妻桃実さん(ぽにょ)の言葉遣いの丁寧さに感心しました。頼もしさすらありました。もしかしたらいつも年上に囲まれて、足を引っ張ってはいけないと陰で努力しているのか、そのしっかりした立ち振る舞いが立派だなといつも思います。でも、いつも大事なぬいぐるみを傍らに抱えていたりして、そういう一面は可愛いですよね。あと、カメラを見つけたときのぽにょの表情の強さはすごい。小松もかさんは見る度に可愛さが増していってます。そういえば、僕が見ているときの小松さんはだいたいシリアスな表情で、笑っているところをあまり目にしていないなと気付きました。神岡実希さんには大阪でも癒やされて、純朴そうな優しさに弱いので夏以来のチェキを撮ってしまいました…。神岡さんは謙虚でいい子ですよね…。




 楽しい旅行でした。大阪に行って本当に良かった。いろいろ案内してくれた大阪の友人、ハコムスの皆さん、本当にありがとうございました。まだまだ美味しいもの食べ足りないので、また行きたいね。


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P.S. そこまで食い倒れる量ではないでしょとお思いでしょうが僕は小食なんですよ…(泣)