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ハコイリ♡ムスメ『ハコイリ♡ムスメ定期便1月号~1月の子羊たち~』@AKIBAカルチャーズ劇場(20150125)

 ハコイリムスメ、2015年初めての定期公演です。いつも定期公演が終わると、次の定期公演までの1ヶ月は長いと思うのですが、その日になるといつもあっという間だったなという気持ちで迎えます。1月もそんな感じでした。会いたいという気持ちが時間の感覚を伸ばしたり縮めたりするのです。まあ、1月も定期公演に至るまでに何度かハコムス見てますけどね。


 1月定期公演のタイトルは『1月の子羊たち』でした。子羊はか弱い存在の象徴みたいなものですよね。ハコムスはか弱いのかな。楽屋は騒がしいとも聞くし、もしかしたらか弱さを演じているのかもとか思ってしまいます。鉄戸美桜さんは受験がんばったし、皆さんそれぞれ一生懸命に目の前の壁を乗り越えているのだから弱くはないでしょ、と思いながらも、ふとした瞬間に見せる少女らしさに年相応の幼さを感じたりします。そこは演じてようが素であろうが僕はどちらでもよいです。鉄戸さんの一瞬無防備になるところなど僕はかなり好きなのですが。


 と、公演を楽しみにしていましたが、僕の今回の整理番号が100番台だったんですよ。ハコムスで3桁だったのは初めてで、たくさんの人が予約したんだなとびっくりしたと同時に遠くから見るハコムスは好きになれるかなと少し不安でした。いつも前方でしか、カルチャーズ劇場に限ると4列目より前でしか見たことがなかったのでね。入場して空いてる席の中で選んだのは7列目か8列目だったか、もう数えることに意味が無いほどの席で(これがハロプロとかだったらまた違うけど)、とにかく後ろの席に座りました。
http://instagram.com/p/yRciFBO62l/


 定期公演はいつもOP映像で始まります。秋の柔らかい日差しの中で戯れるハコムスが夢の入口です。空高く観覧車の中で振り向く門前亜里さんの笑顔に、自分も同じ空間に閉じ込められて何も出来ないような苦しさを毎回覚えます。見る度に胸が締め付けられます。映像によって辺りの空気が静かに、優しさを受け入れる準備が整ったところでライブスタート。


 1曲目は劇団ハコムスからの『なぜ?』でした。前日の渋谷DUOの1曲目も『なぜ?』で、そのときはびっくりしましたが、今日のためだったのかと合点がいきました。渋谷では門前亜里さんと我妻桃実さん(ぽにょ)の演技に目を見張りましたが、今回はやはり劇団ハコムス主演の小松もかさんでしたね。熱演してました。劇から曲への雰囲気の繋ぎ方が流れるようで、綺麗に曲へと入っていったのが素晴らしかったです。センターで歌う場面での内山珠希さんの芯のある歌声にも聴き惚れました。ゲイバーが舞台の劇団ハコムスも、細かいところでメンバーが工夫している箇所がいくつもあって、やっぱり皆さん成長しているんですね。ぽにょの一心不乱のコール最高でしたし、ポケットに手を突っ込んだ鉄戸美桜さんの男前っぷりも様になっていました。


 公演前半は上がポロシャツ、下がチェックのスカートという衣装で、誰かも言っていましたがラクロス部っぽいことに僕も同感。ポロシャツの第1ボタンまでしっかり留める真面目さはハコムスらしいです。


 ユニット曲での劇団ハコムスは今回が見納めとのこと。ちょっと残念。鉄戸美桜さんの素が出そうになるところを抑えて演技に徹する姿勢がとても良かったです。『日曜はダメよ』は鉄戸さんと内山珠希さんの歌声の違いがミルフィーユのようなハーモニーを生んでいて耳に心地良いです。『パジャマでドライブ』も素晴らしいのは当然のこと。イントロでの夜から朝へと空が明るくなっていく静けさに心も穏やかになります。もう、パジャマ姿の門前亜里さんの演技も見られないんですね。どれも集大成感がありました。今の劇は終わりだけど、このような演技と歌を組み合わせて作り上げるハコムスの世界は本当にハコムスにしか出来ないので、ハコムスの強みとして試みは続けていってほしいです。


 劇団ハコムスの後は新年1月ということで福袋企画がありました。ハコムス福袋とは、メンバーそれぞれが1000円という予算内で福袋を用意して、それをお客さんに抽選でプレゼントするという企画です。それぞれセレクトに個性が出てました。内山珠希さんは中身を紹介するときに、お客さんは男性が多いだろうしー、でも男の人に何プレゼントしていいかわかんなくてー、とか言っちゃってそんなことないだろーとニヤニヤしてしまいました。その福袋はチケットの半券を使っての抽選で、まずは我妻桃実さん(ぽにょ)から。ぽにょの福袋はパンダのハンドタオルと目玉焼きの箸置きで、どちらもぽにょのお気に入りモチーフです。ハンドタオルのパンダが箱入り柄だということをアピールしてました。そして目玉焼きについても、好きな理由を問われたぽにょは「目玉焼きは嘘つかないじゃない」という名言をドロップ。最高!!!!!!! 即reblogからの1000notesは確実というquoteを脳内Tumblrで高速処理してたら聞こえてきたのはなんだか覚えのある番号。あれ、自分の整理番号と似てるな、てゆか自分の番号じゃん!! とふと我に返って手を上げたら福袋あげるから前に出なさいとのお達し。うれしいけど恥ずかしいわ…。しかも1番目だし。相当挙動不審だったと思います。ぽにょ様ありがとうございます!! パンダも目玉焼きも大好きなので、ぽにょの福袋はめちゃくちゃうれしいです。実は目玉焼き大好きなんですよ。どれくらい目玉焼きが好きかというと、暇なときは目玉焼きのTumblrをずっと眺めているくらい好きです。Medama Yaki

あと、僕の好きな目玉焼きテキストはこちらです。

http://yuribossa.tumblr.com/post/70295249897

目玉焼きに正解はない - Yuribossa Tumblr

http://yuribossa.tumblr.com/post/49090526222

こんな感じで、少しずつ人は変わっていくんだよ。... - Yuribossa Tumblr

福袋、本当にありがとうございます。大切に大切にします。家でもいっぱい目玉焼き作るぞ~。


 そんな福袋で僕が舞い上がっていてもステージは進んでいきます。小松もかさんの、夏で終わってしまったあの「今日は何の日」が復活!! と思いきや昨日は何の日~? 門前亜里さんの誕生日!! ということでみんなでハッピーバースデー合唱。ケーキとメンバーからの色紙で門前さん涙ぽろぽろです。愛されてますね。たくさんの人からお祝いされている門前さんを見て、自分のことのように僕も幸せいっぱいです。好きな人が幸せでふにゃふにゃになっている姿を見るとこちらも幸せになります。


 公演の感想から少し離れますが、門前亜里さんの親友であるほのかりんさんの、Twitterでの門前さんへの誕生日のお祝いの言葉に僕はすごく感動しました。実際に握手会などで話はするけど、そこまで踏み込んだ関係になれていない自分にとって慎重に書かざるをえない門前さんの陰の部分を、身近にいろいろ影響し合っているほのかりんさんがずばりと言及してくれています。「闇がある所が大スキ」ってほのかりんさんだから言える言葉です。そうだよなと頷きながらほのかりんさんが作ったお祝い画像を保存しました。輝いている部分はもちろん好きですが、光の当たっていないところに惹かれていることを、まさか本人には言えないじゃないですか。でもそういう美しさが僕は好きです。そして、親しい人もそういう門前さんを受け入れていることに、門前さんは周囲に恵まれていますね。


乙女だってさ。


 祝福の余韻がまだ残り、門前亜里さんの涙が乾かないうちにハコムス新曲披露。渡辺満里奈『ホワイトラビットからのメッセージ』、そして門前さんセンターでした。イントロからして完璧という具合で、今のハコムスにぴったりでした。ハコムスの新曲は毎回これしかないという納得せざるを得ない選曲をしてきます。素晴らしいです。この曲の門前さんが晴れ渡った喜びに満ちていて、人の誕生日で自分もこれほど幸せになれるものなんだなと満ち足りた気分でした。楽しい記憶しかありません。なんだか『ホワイトラビットからのメッセージ』は特別な曲になりそうです。この曲は遠く離れた人からのメッセージを歌っていて、このときになって僕は手紙についての歌が好きなことにやっと気付きました。そういえばあの曲もあの曲も手紙について歌っています。遠い人をどう想うか、どう気持ちを伝えるか、届いているかわからない想いとどのように折り合いをつけて生きていくか、その辺りに惹かれるのかもしれません。


 公演最後の曲は『Snow celebration』でした。もう胸いっぱいです。席の遠さなんて関係無い。ハコムスの皆さんは会場中を温かく包み込んでいました。神岡実希さんの優しさはしっかり届いてきました。僕は神岡さんに癒されています。最近、そう気付きました。そして、遠くから見ても門前亜里さんの瞳には光が響いていました。夜の大洋で針路を間違えないための北極星のように、常に優しさを湛えたまま輝いていました。美しいです。遠くの星を眺めるように見るのもいいのかもな、と思いました。引かれ合う重力で星の動きがおかしくなるように、近いとやっぱり狂うので(一方的に自分が惹かれてるだけですが)、想いを馳せるぐらいの距離があったほうがいいのでしょう。他の現場に比べたら全然遠くないですけどね。


 1月も幸せな公演でした。ハコムスが生活に無くてはならない存在として日に日に大きくなっています。次に会える日が待ち遠しく、そのために毎日をがんばっている、そんな日常です。会えない日もこれから会える日のことを考えているので寂しくはなく、寧ろ楽しくなってきます。会えないときに想うことは人を強くさせます。一方的なコミュニケーションですが、それが消え入りそうな僕を現実に引き止めます。せわしなく擦り切れそうな日々にひと時の安らぎを与えてくれるハコムスに感謝です。素敵な公演をありがとうございました。


 家に帰って目玉焼きの箸置きを包装から出してみたらめちゃくちゃ可愛くて、目玉焼きがぽにょっぽいなと思いました。ぽにょ、ありがとう。




追記
 久しぶりにアイドルに誕生日プレゼントを贈りました。誰かの誕生日プレゼントを選ぶのはいつも迷います。喜んでくれるだろうか、引かれないだろうか、もう既に持ってたりしたらどうしようとか。今回もいろいろ迷って結論が出ないまま、それでも何か贈りたくてえいやっと選んで贈りました。いつの間にかプレゼントを選ぶのが楽しくなって、あと1ヶ月ぐらい先が誕生日でもいいなと思ったりし始めた自分がいました。でも、いざ贈ることになると怖いわけです。すれ違ってたらどうしようと。ちゃんと届いただろうか。