20歳の国『死ぬまでに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ』

 あの夏以来、一ヶ月ぶりに三鷹に戻ってきました。再び三鷹は星のホールで夏の芝居です。観る前は、明るくあっけらかんとした笑える舞台ではないかと、特に理由も無くなんとなくそう予想していたのですが、実際は切なく優しい、夏を惜しむような舞台でした。夏を取り戻しに来たのに、夏を馬鹿笑いしに来たのに、なんでうるうるしなきゃなんないのさ。想像以上にしんみり、いつまでも浮かれている自分に、打ち上がった花火と共に夏が終わっていることを告げられたようでした。でもこの感じ、嫌いじゃないよ。この寂寥感含めての夏大好きだよ。
 この舞台は長井短さんを目当てで観に行ったのですが、長井さんスタイル良くて演技も出来てチート感ありまくりだったわ。。