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武藤彩未さんへ

 本当はファンレターとして本人に渡したほうがいいのかもしれないけど、卒業おめでとうと言えるのは今日までだと思うので、いろいろ考えた結果、ここに載せることに決めました。


 武藤彩未さん、こんにちは。この度、初めてこのような文章を書かせていただきます。遅くなりましたが、3月25日の『さくら学院 2011年度 卒業 〜旅立ち〜』を見させていただきました。とても素晴らしいライブと式でした。冬の厳しい寒さに春めいた空気は遠い先だった日々のイベントで、卒業はまだもう少し先と思っていたのが嘘のように、あっという間に卒業式が訪れました。正直、僕はそれほど熱心なさくら学院の父兄ではなく、たまに運良くチケットが手に入ったライブを見て、あぁやっぱりさくら学院は素晴らしいなと、その度に思っていました。そんな自分ですが、今回の卒業式は見ることができて本当に幸せです。

 まず前半の部活動パート、武藤さん最後のTwinklestarsは、見ていてこれが最後なのが惜しいぐらい素晴らしく、とても魅せるパフォーマンスでした。新しい曲が増える度に難しい技に挑戦していた武藤さんのバトンは、バトンというよりタクトのようで、他の部員を華麗に指揮していました。カラヤンに負けない名指揮者でしたよ。全員がキラキラした光を放つTwinklestarsが、さらにバトンを回してキラキラを降り散らせる光景は一足先に春の太陽を僕に運んでくれました。くるくる回るバトンのリズムが心地良いです。「プリーズ!プリーズ!プリーズ!」のサビへの盛り上がり、可愛くお願いする武藤さんをしっかり目に焼き付けました。その後の新聞部のインタビューでは、おでこを豪快に出して茶目っ気なところも見せてくれて、そのノリの良さが大好きです。武藤さんを初めて見たときは、こんなパーフェクトな女の子は本物の天使に違いないと思い、またTwinklestarsのイベントの最後の挨拶で、武藤さんが「お気をつけてお帰りください」と言ったときの、その上品な言葉遣いに本当に中学生なのかとびっくりしました。でもそれがライブやイベントやテレビなどでいろいろ見ていくうちに、とても可愛いのはもちろんですが、どこにでもいるような中学生らしさもあって、だんだんと天使なんだけど身近な存在として感じられるようになってきました。僕にとってTwinklestarsさくら学院の部活動の中で最も好きな部活動なので、最後のライブで見ることが出来て本当にうれしかったです。

 そして一呼吸置いて後半が始まり、「School days」で背を向けた武藤さんの真っ直ぐな髪の分け目を見たとき、それだけで、もうこんな武藤さんを見れるのも最後なんだとウルっときてしまいました。武藤さんの背中は頼りがいがありますね。周りのメンバーが信頼している雰囲気が強く伝わってきます。その中で僕は武藤さんと三吉彩花さんの繋がりに特別なものを感じました。やはり小さい頃から知っている間柄だからでしょうか。どの曲か忘れましたが、武藤さんと三吉さんが向き合ったときの、二人の見つめ合う姿から溢れる優しさに、この瞬間が終わってほしくないと本当に思いました。ケンカした話とか、仲が良いから出来ることですよね。いつもは動きに優しさと柔らかさがある踊りをする武藤さんが、「3.a.m」の三吉さんパートではかっこよくキメたダンスを見せてくれて、武藤さんは自分らしいダンスと、曲に合わせたダンスの両方が出来るのだなと、こんな最後になっても新しい発見がありました。

 話は突然変わりますが、僕はさくら学院の曲の中で「Friends」がいちばん好きです。特に2番の歌詞「あのヒマワリも ひこうき雲も あなたに知らせたくて くちずさんだ この歌に気づいてね 大好きよ Thank you! Oh, my friend」が大好きです。なにかを伝えたい相手がいることはとても素晴らしいことだと思います。僕もあのライブを見てどうしても感謝の気持ちを伝えたくて、今これを書いています。そしてそんな歌を歌うさくら学院が差し出す手に消えることのない友情を感じます。「Friends」は二人一組になって歌いますね。僕はその組み合わせが大好きです。どのコンビも、あぁこの二人でなくちゃと思わせてくれて、それが6組集まってさくら学院となっている姿に感動します。武藤さんは中元すず香さんと共に歌ってますが、さくら学院の気持ちをひとつにまとめて引っ張っている武藤さんと、持ち前の歌とダンスでさくら学院のパフォーマンスを引っ張っている中元さんは好対照であるからこそ強く引き合っていて、二人の生み出すしなやかな力強さにさくら学院の底力を感じます。そんな素晴らしい組み合わせが6組あり、それぞれが紡ぎ合わさった姿がさくら学院なのですから、こんなにも友情に溢れたかけがえのない学校はありません。僕は「Friends」が大好きです。「Friends」のPVも大好きです。牧場でみんなの笑ってる顔がこの世界の何よりも輝いて見えます。さくら学院はみんな笑顔が素敵ですね。みんなの笑顔を見ているとホッとします。僕はさくら学院に出会えたことに本当に感謝しています。

 ライブが終わった後の卒業式と答辞も、本当に素晴らしかったです。自分の言葉を出そうとする武藤さんに対して、心の中でずっと「がんばれ!」と言っていました。さすが生徒会長、立派な答辞でしたね。最後に歌われた「旅立ちの日に」を身体全体で聴きながら、これほど尊い時間はないと思いました。一列に並んだ在校生と手を合わせていく卒業生に涙が止まりませんでした。そこからの「See you...」は気持ちが爆発してましたね。歌にならない歌声が胸に響いてきました。歌詞にもあったようにさよならははじまりです。卒業生のみなさんはここからが本当のスタートです。誰もが言っているし、僕もその通りだと思っていることですが、さくら学院は本当に素晴らしい学校なので、誇りを持ってこれから羽ばたいていってください。でも、僕が言わなくてもみなさんならちゃんとわかっていますよね。

 本当の最後の在校生からのメッセージでとても記憶に残っていることがあります。寧々ちゃんが言っていた「みんなをまとめる生徒会長を支える三吉の隣で笑っているあいりん」は、これ以上ないほどシンプルに真実を述べている言葉だと思います。聞いていて泣きながら笑いました。本当に素晴らしい仲間に恵まれましたね。最後までさくら学院らしい終わり方で、悲しさよりも晴れやかな気持ちになっていました。
 最後まで読んでくれてありがとうございました。いろいろと書きましたが、本当はたった一言、「卒業おめでとう、そして素晴らしいさくら学院をありがとう」、それだけでよいのに、どうしてだか筆はいろんな方向に飛んでしまいます。寧々ちゃんじゃないですが、あのときは言葉ではなく涙ばかり出てきてどうしようもなかった自分が、こうして少し時を置いた今は感謝の気持ちが言葉で溢れてきます。僕はここまで「本当に」という言葉を何回使ったでしょう。こんなに「本当に」を繰り返すのは、それがお世辞でもなんでもなく嘘偽りの無い心の底からの気持ちだからです。
 御卒業おめでとうございます。素晴らしいさくら学院をありがとうございました。今後のさらなる飛躍、また輝いている姿を見れることを楽しみにしています。