3B junior 2011 New Year LIVE「3B juniorのZEROからスタート待ってろサンプラザ！！」＠なかのZERO小ホール(20110110)

　年に一度のお祭りがやってきました。スターダスト芸能3部に所属している18歳以下の女の子が大集合するイベント3B juniorライブ。美少女が一堂に会します。自分は告知されたときから楽しみで仕方ありませんでした。会場が大きくなって今回はホール。傾斜があって後ろからでも見やすかったです。オープニングアクトはみにちあ☆ベアーズ。ステージ回数を重ねるごとに単純なチアから歌を歌うようになり、そして今では組体操をするまでになっています。進化し過ぎや。今成長を体感したいならさくら学院よりみにちあ☆ベアーズです。
　みにちあが終わったら本編の幕開けです。ステージに所狭しと立ち並ぶ美少女達。その溢れる輝きに多幸感超新星爆発です。そして見つけました。奏音ちゃんが歌ってます。しかもセンターで歌ってます。奏音ちゃんをステージ上に見つけたときのうれしさが半端なかったです。奏音ちゃんが歌ってるだけで泣きそうになりました。僕、奏音ちゃん大好きなんです。ヲタク大嫌いで、やろうと思えば小松菜奈ちゃんみたいにモデル仕事だけに専念できるはずなのに、泥くさいアイドル仕事もがんばってる姿がとても応援したくなるのです。そんな奏音ちゃんが歌ってるんです。マイク持ってない子もいる中で、奏音ちゃんはしっかりマイクを任されて堂々と歌ってました。自分でもこんなに奏音ちゃんに思い入れあったっけとビックリするぐらい奏音ちゃんに喜んでしまいました。奏音ちゃんもよかったけど、それに負けないぐらい他の女の子達もキラキラしていて、しまいにはどこに目を向けたらよいのかわからなくなるぐらいでした。最後のぁぃぁぃソロへの盛り上がりもよかったです。というかモロ僕好みの曲でした。ライブだけでしか聴けないのはもったいないので是非リリースしてほしいです。
　ももクロ以外全員で歌ったら次はももクロの出番。1部トリはももクロでしたが、2部のトリはえび中です。ももクロは「きみゆき」でしっとりスタート。しおりんがまた美人になってました。ももクロはやっぱり可愛いわ。夏菜子ちゃんもしおりんもその他4人も可愛いわ。そんな、やっぱりおれももクロ大好きなんじゃないかという気持ちを再発見したところで2曲目は「Chai Maxx」。……。振付がどうも…。今は苦手ですがそのうち好きになるかもしれません…。相対的に「ミライボウル」はかなり好きになってきました。イントロでお辞儀するところとか、後半の盛り上がり方が好きです。テンポの緩急で流れを作っていくところが演劇的な感じがします。伏線張りまくったんだけど、回収どころかすべてがちぐはぐにこんがらがってパニックに陥り、もうダメかと諦めかけたところで夏菜子ちゃんが神の閃きで走り出し、周りを鼓舞し、笑顔と度胸でバラバラのピースを繋ぎ合わせて大団円を迎える、という三谷幸喜も真っ青な曲だと解釈しました。予想としては、歌い慣れてくるにつれアドリブが増えていくのではないでしょうか。情報量が多くて、何度見ても新しい発見があると思うので、これからも見れるだけ見たいなあと思いました。たぶんサビで毎回ガックシくると思うけど。ももクロ最後は「ツヨクツヨク」。もうこれは貫禄です。
　続いて川上桃子ちゃん。momonaki、momo、momoko、桃と名義が常に不定のシュレーディンガーの猫状態な桃子ちゃんは新曲「教室」を披露。初音ミクとコラボした曲で、ミクパートも一緒に口ずさんでいるところが可愛かったです。歌と普通の喋りのギャップがあり過ぎて和みます。ここで「Fallin`snow」がくるかと思いきや「君さえいれば from LOCO MACK」。しかし声量すごかったです。あの歌声はやばい。桃子ちゃん最高。
　次に登場したのは夏菜子詩織れにちゃんで、何が始まるかと思えば高山侑子さんと山下リオさんの卒業式でした。そういえばそんなイベントが毎年あることを思い出したわ。今年は2人だけなんですね。もう雲の上の存在だと思ってた山下さんがももクロと同じステージに立ってることが不思議です。2人ともスタイルよくて美人で、隣に並んでいる夏菜子ちゃんがすごくちんちくりんに見えます。夏菜子ちゃんちっちゃー。流れで最初期の代々木路上時代の映像を見ましたが、山下リオさんにも路上で歌ってた時代があったなんて信じられません。同じ映像に映ってる桜木せいらさんがノリノリで歌っていて、そちらに僕はグッときてしまいました。この時間はずっと夏菜子ちゃんが仕切っていたのですが、その夏菜子ちゃんが可愛過ぎました。2人を見上げながらすごく甘えた声で話していて、それがとても妹らしかったです。やはり一緒に仮眠室で過ごした仲だからでしょうか。とてもよい雰囲気で、夏菜子ちゃんも安心している感じが伝わってきて、まるで仮眠室にいるような錯覚さえしました。ホント夏菜子ちゃん可愛かったです。
　次からは特別ユニットの連続です。まずはMe★Star。奏音・高橋春織・橋本わかなの3人。曲は少女時代のカバー「Into the new world」。踊りつつもしっかり歌えていました。奏音ちゃんが歌ってることが単純にうれしかったです。本人達曰くかっこいい系だそうですが、もう少しダンスにキレがあったらなあと思いました。あのキックがもっと鋭かったら文句なしです。自己紹介の奏音ちゃんは緊張し過ぎて挙動不審になってて、見た目は高1喋ると小5の本領を発揮してました。続いてCreamytation。クリパのイミテーションという意味らしいですが、本物が1人混ざっているので不服を訴えてました。和川美優さんは毎回見る度にスベっている気がするのですがどうでしょうか。クリパ衣装の藤白すみれさんを久しぶりに見れたのがうれしかったです。特別ユニット最後はmignon。フランス語で可愛いという意味だと力説してました。メンバーは賢い担当の夏緒、おっとり担当の岡崎歩美、可愛い担当の秋本帆華。当然のように夏緒がユニットを引っ張ります。最高の人選です。夏緒が強引に進行して、それにつられるように他の2人もしっかり話すので、MCが面白かったです。夏緒がいきなりガールズトークしようと言い出し、好きな男性の仕草とフェチという一歩間違えば地雷の話題も、ちゃんと帆華ちゃんでオチてて、奇跡のような展開がやばかったです。可愛いので帆華ちゃんなら何言っても許します。帆華ちゃんに負けず劣らず岡崎さんもふんわりした雰囲気の柔らかい可愛さがあって、そこに力強い夏緒も加わり、三者三様の良さが絶妙にミックスされていてユニットとして最強だなと思いました。曲は少女時代の「Kissing you」。3人の歌声が活かされていて素晴らしかったです。スタンドマイクを前にして真っ白の衣装で踊る彼女達はまさに天使でした。
　そしてトリは私立恵比寿中学。宇野愛海ちゃんの最後の公演です。一列に並んで自己紹介するんですが、いまやすごい人数ですね。はしゃいだ感じもなく嵐の前の静けさ。初めて聴いた「どしゃぶりリグレット」は重たい感じで一聴した限りではまだ慣れませんでした。柏木ひなたちゃんの歌が上手いです。学芸会じゃありませんでした。「チャイム」も初めて聴きましたが、こちらは僕の好きな曲です。やはり明るいのがいいです。人数多いからどこ見てよいか迷います。「えびぞりダイアモンド！！」は、宇野ちゃん最後だと思うと、この曲ですら涙がこみ上げてきました。やっぱり初期メンが大好きです。そして、最後は「約束」。なるべくしてなった結末です。宇野ちゃんが去ることに対する、最良の終わり方だったと思います。いい歌です。そこにはすべてが詰め込まれていました。「約束」にはえび中の宇野ちゃんへの気持ちがギュッと濃縮されていて、まさにこの瞬間のために出来上がった曲です。歌で締める。みんなから言葉はなくても「約束」ですべて伝わりました。まだ「約束」の余韻が醒めないまま、ももクロ以外の3B juniorメンバーがステージに再登場し、本編最後となる「あの空へ向かって」。静かに未来を感じさせる終わりで素晴らしかったです。
　アンコールは「最強パレパレード」終わりでのももクロ登場。ホントの最後は全員で歌います。この日のために作られた「また明日．．．」。あかりんがすごく楽しそうな表情で踊ってて、あんなにたくさんの美少女がステージ上にいたのに、彼女ばかり見ていました。あかりんはまったく埋もれていませんでした。楽しそうな笑顔を見ているのがいちばん幸せになれます。そしてやはり曲が素晴らしいです。なんで3B juniorのオリジナル曲はこんなに多幸感溢れているのでしょうか。大サビはもちろん桃子ちゃんです。圧倒的な歌声の桃子ちゃんからの矢野妃菜喜ちゃんというmomonakiコンボ。泣けます。最高じゃないですか。全肯定ですよ。最後の挨拶になって、奏音ちゃんが宇野ちゃんのために花束を持ってくるんですが、既にボロ泣きの奏音ちゃん。片言の言葉でなるに気持ちを伝える奏音ちゃんに僕ももらい泣きです。奏音ちゃんも宇野ちゃんも、僕は初期えび中が大好きです。初期えび中こそが僕にとってのえび中です。だから、この2人のやりとりを見れて本当にうれしかったです。とても幸福な時間でした。この日の中野には、いちばんキラキラしている大切なものがギュッと詰め込まれていました。単純だけど、この瞬間に出会えてよかったなあと、生きててよかったなあと思いました。素晴らしいライブをありがとうございました。