ももいろクローバー「帰ってきた猫たち〜路上からあこがれのステージへ〜」@代々木公園野外ステージ(20101123)


 前日から降り続いていた雨はライブ開始時には既に上がっていて、秋空と鮮やかな紅葉が代々木公園に準備されていました。これ以上ない最高の舞台。雲間から覗く青い空を見上げただけで熱いものがこみ上げてくる。絶対晴れると信じてた。定刻となり、ももクロちゃんは初期衣装にネコ耳をつけて登場。

  • 冷凍ミカン
  • ハズムリズム

寸劇からの代々木路上時代の2曲。懐かしさとかどうでもよくて(路上時代知らないし)、ただこの大きなステージで歌ってることだけでグッとくる。ももクロちゃんの歴史を振り返りつつも、今のももクロちゃんの姿勢を堂々と宣言した寸劇がかっこよすぎた。しおりんの名演が光るとてもよい寸劇だった。寸劇の流れで、ももクロちゃんが昔の衣装から今のピンキージョーンズの衣装に早替えしたシーンに、過去を見ずに全力疾走するももクロちゃんのブレーキ踏ませない気持ちが感じられて、僕の好きなももクロはこれだよなと泣きそうになった。

ツアー最後、ここまでくると、もうなんのわだかまりもなくピンキージョーンズが聴ける。全員の前へ進むパワーが伝わってくる。いつもより気合いが入りまくってる杏果ちゃんの歌声がいい。全力少女はもちろん踊る。野外で踊るって楽しいね。メリハリボディー楽しすぎ。ココ☆ナツは、サビのときに隣で見てた小さな女の子が一緒に踊り出して、ホントに楽しそうにココココしてたので名曲確定。そこからのスーパーガール。最高でしょ。イントロでこんなに高まる曲ない。青空の下で見るももクロちゃんのスーパーガールはケタ違いの高揚感。最高のテンションで自己紹介。

懐かしの3曲。僕はこの代々木ライブでMilky Wayにいちばんグッときた。正直それほど好きな曲ではなかったんだけど、この代々木で聴いてありえないぐらいの重みがドッときて、この曲を大切にしているももクロちゃんの気持ちに今まで申し訳なかったなという気持ちになった。これもう代々木の歌だよね。最後にしおりんと杏果ちゃんの二人で歌うシーンがかっこよすぎた。ももいろパンチももクロちゃんとの楽しい思い出がいろいろフラッシュバックしてきてどうしようもない。ももパン大好き。

  • 最強パレパレード
  • words of the mind
  • 走れ!
  • オレンジノート

代々木を振り返るMCからのパレパレードはとりあえず踊る。何故か自分の周りは振りコピ率高かった。次のwordsは案の定のヤバさ。あかりんのラップもあーりんのラップもヤバくて、全員の気合いがハンパない。杏果ちゃんの投げた手袋が、ももクロちゃんのこのステージにかける熱い気持ちすべてを物語っていた。あんな遠くまでキレイな放物線描いて飛んだ手袋見たの初めてだよ。もうすべての曲が良すぎて困る。走れ!もオレンジノートも大好き最高ヤバい。青空の下で歌ってくれて本当にうれしい。最高の余韻を残して本編ライブ終了。

アンコールもがっつり。感想を書くのが野暮なくらいの全力ライブ。みんなかっこよくて可愛くて、とても輝いてる。一呼吸置いて夏菜子ちゃんの曲紹介で最後の曲。

  • あの空へ向かって

こんな素晴らしい終わり方はない。最後のそれぞれ感想言う場面でも、みんな自分の言葉でしっかり話していて、特にれにちゃんの言葉に泣いた。ももクロちゃん最高だよ。
 ここ1週間ぐらいの、すごくいい感じに作り上げてきたももクロの空気が、最後の代々木公園で最高のライブに結実した。最高過ぎるでしょ。この今のももクロの雰囲気をもっとしっかり伝えたいんだけど、僕の貧弱な語彙だとなんか中途半端で、文章にすると微妙に違ってきちゃうから悔しい。自分の気持ちの切り替えのせいもあるだろうけど、とにかく今のももクロはすごく居心地がいい。もちろんその最大の理由はももクロちゃんが楽しくライブやってるから。いつまでこの感じが続くかわからないけど、このツアーがこんな素晴らしい最後を迎えられたことが素直にうれしい。秋空の下で歌うももクロちゃん最高だった。ももクロちゃん、ありがとうございました。