早見あかりの苦悩

 それはSKIPシティでの2部で起こったんですよ。自己紹介の後のトークで、テーマが夏バテ対策。MCのあかりんがメンバーに振ったら、お調子者のリーダー夏菜子ちゃんが真っ先に手を上げてアイスと言うあたり、やっぱ夏菜子ちゃん最高だなと思ったわけです。それぞれがお風呂の中でアイスとか、扇風機に向かってア゛ーとかいろいろ出る中で、あーりんはみかんの缶詰を凍らして食べる夏バテ対策を披露しました。みかんの缶詰をシロップごと凍らすととーっても美味しいのでみんなも試してみてください♪って、これぞアイドルという感じで言ったんです。そしたらあかりんが、あーりんは何やっても可愛いよねえと言い出して、その流れであかりんが自分のコンプレックスについて語り始めたからもう大変でした。やばいよね。アイドルがコンプレックスを告白とか。しかも自分の美しさにどう向き合ってよいか、いろいろ心が揺れ動いてるあかりんが突如告白したんです。ももクロがこうやって並ぶと、他の5人はすごい可愛いのに、なんで自分がここにいるんだろう、私ここにいていいのかな、なんて感じで。なんつーか、胸がギューッと締め付けられて仕方ありませんでした。ここでいくらファンがあかりん可愛いよと言っても、本人は信じないと思うんですよ。自らの美しさを持て余しているあかりん。ブログではいつも変顔画像で、まったく可愛くないばかりか変顔でも可愛いあかりん。そんなあかりんのコンプレックスは、小さな頃から少しずつ大きくなって、いつの間にかダイヤモンドより硬く壊せなくなっていたんでしょう。これぞ少女というに相応しい孤高の精神です。この告白を聞いたとき、嫌らしいかもしれないですけど、あかりんを好きでよかったなとホントに思いました。こういう脆さに僕はひどく惹かれます。有安は常にボロボロ自分の弱さをさらけ出してるんですけど、あかりんはキャラクター的にいつもは強気ですから、今回のような一瞬の闇が訪れたときの闇の深さと吸引力は半端ないです。あかりんの告白を快感と感じてる自分がいました。アイドルの綻びを気持ちよく感じるアイドルファンはどうなのか疑問ですが、キモいことには間違いありません。キモいというか醜いほうが合ってるでしょうか。とても醜い。人の心の弱さで喜びを得ている人間がここにいますよ。そんなコンプレックスを抱えつつも、ももいろクローバーでがんばっているあかりん。その固い殻を、ももいろクローバーとして活動していく中で突き破ってくれればいいなと思ってます。今までも厳しいツアーを乗り越えてきたあかりんは、体力的にも精神的にも成長していることはみんな認めてますし、それをどうにかしてあかりんに伝えたいんだけど難しいんですよね。今のあかりんもいいですけど、自分がももいろクローバーの一員であることを受け止め、それが自信となったあかりんなら、もっともっと輝けると思うんです。なんでこんなに熱くなってるんでしょう。そりゃあ、ももいろクローバーと早見あかりさんが好きだからに決まってます。こんな長文が書けるぐらいに先日のライブはよかったってことです。あかりん好きだよー。