寺田蘭世さんのブログから文庫本を作る

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 寺田蘭世さんのブログが好きです。好きすぎてどうしようもないので本としてまとめました。寺田蘭世さんの文庫本です。寺田蘭世さんのブログからお気に入りの文章を編集して1冊の文庫本を作りました。実は結構前に作っていたので、文庫本になっているいちばん新しいのが7月の更新となっています。


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 寺田蘭世さんの文章のどこが好きかというと、自分の気持ちを丁寧に言葉として表現しているところが好きです。言葉を尽くした先の文章という筆跡を感じます。そして特にいいなあと思うのは、シンプルな言葉で綴られているところです。自分の気持ちの複雑な部分や、考えに考えた末の言葉だとしても、とてもわかりやすく書かれています。私のように無駄に言葉をこねくり回していない。読んでいてスウーッと軽やかに文章が入ってきて、それが心地良いのです。


 いつかのブログにおいて本人はブログを更新するのに躊躇してしまうと書いていて、それは言葉の重さをわかっているからだと思いますが、その迷いを乗り越えて日の目を見たブログには清々しさが感じられます。選抜から漏れたりしたときは落ち込んでいる更新になっていますが、それでも不思議な潔さに満ちています。私が楽観的なのかもしれませんが、どんなときでも悲壮感はありません。そんな前向きな彼女のブログを読んでいると、いかにもアイドルブログの感想の決まり文句ですが、私は元気が出ます。向こうも毎日いろいろなことを感じて生きているんだなと、異なる場所で異なる生活を送っていても側にいる感じにホッとします。


 あと、ブログ画像がずっとオリジナルサイズなのがよいです。通常、乃木坂46のブログは期限が過ぎたらオリジナル画像は削除されてしまうのですが、何故か寺田蘭世さんのブログ画像はオリジナルが残ります。みんな寺田蘭世さんに倣ってほしい…。


 文庫本は片手間でパパッと作ったので、本物の文庫本のようにはなりませんでした。1冊しか作らないので、安く済ませるためにフォトブックのサービスで注文し、データもjpegで作りました。なので文庫サイズですが紙も違うし、文字の印刷もかなり粗いです。寺田蘭世さんのブログを縦組みにして文庫用に編集していたら気付いたことがあって、スマホや携帯で読みやすい位置で改行されているのです。言葉の選び方だけではない読みやすさがあったのだなと今更ながらハッとしました。


 いつかもっと本物らしい文庫本を作ろうと考えています。寺田蘭世さんがブログを更新すれば、作っているそばから古くなってしまうことには笑うしかないですが、それでも本として手元にある、本棚に収まっているところを見るのは安心できるものがあります。言葉が残っている確かな実感があります。そして寺田蘭世さんのブログは本というかたちで残されることに相応しい愛おしさに溢れています。という感じでみんなも好きな人の文章を本にまとめたらいいと思うよ!!(それによる苦情は一切受け付けません!!)


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神宮バースデーライブでの寺田蘭世さんとこれから

前回記事
yuribossa.hatenablog.com


 乃木坂46真夏の全国ツアー2016仙台公演が終わって、私は神宮球場でのバースデーライブに行ってきました。乃木坂46の持つ全曲を披露するために3日間からなるバースデーライブ、幸運にも初日のチケットを譲って頂けたのでワクワクしながら神宮球場へ。乃木坂の現場はいつも人が多いなと感じるのですが、この日はそれにも増して人の多さを感じました。台風も近付いていて、天気予報もギリギリ雨が降るか降らないかの瀬戸際。一応雨具は持っていきましたがどうか降らないでほしい、そんな願いを込めながら開演。OP映像、乃木坂のメンバーがそれぞれマイクを取っていく中で最後に残されたマイクはそれまでの全国ツアーを体調不良で欠席していたリーダー桜井玲香さんのマイク。どうなることかと息を呑んで見守る中(結果は予想できていましたが)、最後に桜井玲香さんが登場、マイクを取って復活宣言をしました。それだけで感動です。来てよかった。


 私が見ていた席は1塁側スタンド席。スタンドの前の方でもなく後ろの方でもなく真ん中辺り。隣の大学生っぽい男子3人組は意外と近いと言ってましたが、いやいや近くありませんよ遠いですよ(泣)。前日にハコムスを最前で見た身からすると宇宙の彼方のような遠さです。双眼鏡を持ってきていてよかった…泣。


 公演が始まっても、わかっていたことですが遠いです…泣。センターステージはなんとか見えますが、メインステージは遠いなあ…。でもメンバーは皆会場の大きさに負けないように大きくパフォーマンスしていました。身体の大きさではない、届ける気持ちの大きさでもって歌い踊っていました(精神論的で書いててキモい…)。大きな会場でのパフォーマンスの見せ方とか絶対練習しているはずなので、そういうのをわかって見ていればもっと楽しいのでしょう。


 見ていながらこの場面かっこよかったなーとか綺麗だったなーとか感想はたくさんあるのですが、ここでは寺田蘭世さんのみに絞ります。びっくりしたのはギガ200のライブのときでした。私にとっていちばんどうでもいい演目、衛藤美彩さんの綺麗なおへその曲線美を眺めながらにやにやするだけの時間だとそれまで割り切ってました。しかしメインステージで踊る白いモコモコした可愛い生き物を双眼鏡で眺めていたときに、あっ!! と目を疑ったのです。寺田? 蘭世さん? あれ? 寺田蘭世さんがいる!? とじっくり見てみたら真っ白純白の寺田蘭世さんがいました。ギガ200が一瞬で尊い時間に変わりました。寺田わんわん蘭世可愛すぎでしょ…泣。可愛すぎの気持ちだけであわわしていたら終わってしまいましたね…(3日目は決め台詞の「ヨロピクピクー!!」も寺田蘭世さんがやってくれたらしく聞きたかった…泣)。


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乃木坂46、新ユニット「ギガ200」結成!子犬の“ギガ”衣装でデビュー曲披露 ソフトバンク「ギガ学割」イベント1 #Nogizaka46 #Japanese Idol


 話変わって、寺田蘭世さんは高所恐怖症らしく、センターの高いステージに行くと途端に動きが小さくなるのが小動物っぽくて可愛いかったです。高いところにいくと目に見えて足が上がってなくてダンスがぎこちない。遠くからでもおどおどして怖そうにパフォーマンスしているのがわかりました。こういう点を可愛いと言ってしまうのは推しに甘いなと思うのですが…。常日頃からセンターに立ちたいと言っている寺田蘭世さんですが、この夏のセンター齋藤飛鳥さんはセンターステージの最も高い場所で雨に打たれながら『裸足でSummer』を歌ったのですよ。すごいことです。誰にでもできることではない。センターに立ちたいなら寺田蘭世さんはその弱さを克服しないといけませんし、こういう説教めいたものは書きたくないと思いつつついつい…(自己嫌悪)。


 神宮球場ほど大きい会場だと、遠くの推しよりも近くの誰かになってしまうわけで、ずっと寺田蘭世さんばかり追いかけていたわけでもありません。いやでもしょうがないですよね。センターステージに来たときはだいたい見ていたはずで、センターステージで歌った『傾斜する』では寺田蘭世さんは白石麻衣さんの隣だったと記憶しています。『傾斜する』の最後のポーズを決めるときの寺田蘭世さんの動きの鋭さが凛々しかった。あと『傾斜する』は水滴を集めたような透きとおった衣装がとても綺麗で、初日に見た衣装の中でいちばん好きでした。


リンク先にその衣装の写真があります。
natalie.mu




 神宮初日でいちばん印象に残った寺田蘭世さんは、本編最後の『君の名は希望』を歌っていたときのことでした。メインステージでメンバーが階段の上から降りてきながら歌うシーン。寺田蘭世さんはカメラに抜かれてスクリーンに大写しになりました。スクリーンに映されながら寺田蘭世さんが歌う低いパート、元は永島聖羅さんが歌っていたパートが、夏の風に乗ってスタンドまで届いてきます。スクリーンに映る大きな寺田蘭世さんを見ながら聴く歌に、思いのほかグッときてしまいました。思い込みかもしれませんが、その瞬間は、やっとここまできたんだという道のりの長さを感じ、新参なのに感慨深いものがあった。神宮の直前のブログで寺田蘭世さんは書いています。

去年の神宮、今でも覚えてます悔しかった。
加入してからずっと
悔しい事ばかりです
でも、その悔しい気持ちのお陰でもっともっともっと って
自分でも良くわからないくらいに静かに食らいついてきました。



去年の神宮の別れ際、もっと好きになるの動画を見直したとき
私はモニターには一度も抜かれていませんでした。

でも、皆の間から
ほんの少しだけ見きれていた私の目は自分でも自分では無いみたいに何かを訴えてました。
何かを狙っているみたいに
鋭かったです。


目は口ほどに物を言う


口下手で皆に私の考えや心の声が上手くは届かなくて
よく、誤解されることのある私ですが
なら、目で訴えようって
去年の今頃は
アンダー3列目から
絶対に抜かしてやるんだと
前を見つめていました。

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 寺田蘭世さんの瞳が好きです。真っ直ぐで意志が強く、清冽な響きがある眼差しが好きです。『君の名は希望』でもその瞳の美しさは遠くの私の席まで届いてきました。神宮球場の大きさを体感しつつ、そこに寺田蘭世さんが立っているのを感じました。その余韻の中で花火が上がり、バースデーライブ初日本編は幕を閉じました。『君の名は希望』は乃木坂46を代表する曲です。ダンスバージョンのMVが好きでリリース当時繰り返し見ていた思い出がありますが、曲自体は歌詞に安直に共感したくない気持ちが勝ってどちらかというと距離を置いていました。しかし神宮で見た『君の名は希望』には有無を言わさないような圧倒的に巨大で強いものがあった。乃木坂46の凄さを最も感じた瞬間でした。ありきたりですが、この瞬間に出会えて、乃木坂46に出会えてよかったなと思いました。


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 バースデーライブ終了後のブログで寺田蘭世さんは1年前の神宮を振り返っています。そのブログも大好きなのですが、それ以上に私は1年前のブログの一文が寺田蘭世さんのブログの中でも一二を争うぐらい大好きです。

私から一番後ろのお客様は
見えますが一番後ろのお客様から
私はどう見えてたのかな

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 こういう気持ちが私は大好きです。とてもアイドルらしい、模範解答のような美しさがあります。実際に見えているのかどうなのかわかりません。本人曰く視力は「なかなかいいほう」だそうです。しかし言葉としてこう書けるその勢いがすごい。そういう心意気に私はアイドルとしての寺田蘭世さんを尊敬し感動してしまいます。


 そこからの1年後、この夏の寺田蘭世さんがいます。春は不本意でしたね。そして夏、私は仙台3公演と神宮初日しか見ていませんが(しかと言うのは贅沢かもしれませんが)、そこにはしっかりと彼女らしい可愛さと強い凛々しさを湛えた寺田蘭世さんがいました。夏まで待った甲斐がありました…泣。


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 この夏の感謝を寺田蘭世さんに伝えたい。寺田蘭世さんと言葉を交わしたのは『ハルジオンが咲く頃』の全国握手会ただ1回のみです。そのときも初めての乃木坂の握手会で右も左もわからないままブログが好きだと伝えるのが精一杯で、あっという間に終わってしまいました。アイドルの大規模な握手会はそのときが初めてではないのですが(ハロプロで経験済み、AKB系は初めて)、乃木坂の全国握手会は雰囲気とかいろいろなせいで、握手するためだけの場ということを強烈に感じてしまって、実は握手会はもういいかなと思い始めていました。アイドルオタク長く続けてきて今更何を言っているんだ、どんだけナイーブなんだよと思われますが、人気アイドルと会える幸福感で楽しく握手できるのかなーと予想していたら想像以上に握手会の痛々しさばかり感じてしまって、正直戸惑ってしまいました。


 そんなこんなで握手会は避けようと考えていたのですが、ちょうど9月に個別握手会が開催されることを知り、9月は自分の誕生日もあるから自分への誕生祝いにとかなんとか言い訳しながら手は勝手に『裸足でSummer』の個別握手会に申し込んでいました。初めての個別握手会です。いやいや言いながら申し込んでいるの、完全に沼に嵌っている感じですね…。もちろん寺田蘭世さんとも握手します。寺田蘭世さんも9月生まれです。9月生まれ同士お祝いし合えたらなと早くも浮かれています…。


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 この夏は寺田蘭世さんと乃木坂46のおかげで楽しい夏を過ごせました。ありがたいことです。しかし物語厨としましては、まだ物語が足りないと感じています。用意してくれる物語だけではなく、もっと自分だけの物語が欲しい。人間とは強欲なものです。そんな私に秋がやってきます。寺田蘭世さんも大好きな季節の秋です。寺田蘭世さんの誕生日9月23日にはアンダーライブが倉敷で開催されます。即ち生誕ライブです。もちろん私も行きます。その2日後は個別握手会です。どうなるかな。いい秋の始まりとなるかな。ライブと握手会の連続で厳しい日程だけど乗り切ってほしいです。


 書いていてちょっと感動的に消費しすぎだなと自分で辟易するところもありますが、こういうかたちでしか乃木坂46と向き合えない自分を許してください(誰に向かって?)。重いなというのは十分自覚しています。しかし乃木坂の場合は超人気アイドルなので、距離の遠さから本人に直接この重さが届きにくいのが救いかなと思っています。オタクの思い入れなんて気にせずにステージに立ってもらいたい(気にしているかもしれないというのが自惚れた驕りですね)。


 脱線しました。言いたいのは寺田蘭世さんありがとう、それだけです。蘭世の勢い止まらんぜの勢いで素敵な秋になることを祈っています。



少しずつではありますが
目に見えて成長を見ていただける機会があるって有り難いし素晴らしい事です
人間に完成はありません
だからこそ悩むけど
私なりに考えて成長していきたいです!

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寺田蘭世さんに心惹かれています

 乃木坂46さんが大好きです(これは昔『Berryz工房さんが大好きです』というはてなダイアリーが大好きだったのでそれをリスペクトして書いています)。全員好きです。というよりも好きになりたてでメンバーに関してはまだ嫌いなところに目がいかないのだと思います。選抜システムに代表される乃木坂の姿勢には賛成できないのですが。


 全員好きといっても興味の差はあります。推しメンは寺田蘭世さんです。全般的に2期生が好きなのです。


 もともと大人数のアイドルグループが苦手でAKB系にはそれほど興味がなく、それまでなんとなく距離を置きつつもしかし乃木坂46にはAKB系と違った魅力があり、好きか嫌いかでいったら好きだった乃木坂46ですが、個々のメンバーについてはそこまで関心はありませんでした。しかし今年の冬辺りでしょうか。乃木坂好きが多い私のツイッターのタイムラインにおいて、印象的で心に引っかかる女の子の画像が何回か流れてきて、調べたらその子が乃木坂46北野日奈子さんでした。そこでぐぐっと乃木坂への興味の度合いが高くなって、ちょうどよいタイミングで46時間TVが放送されて、それを見た私はこれから乃木坂にハマるのではないかという予感が生まれました。


 予感はあっという間に確信に変わりました。気になってくるとオタクの性というか、いろいろ乃木坂について調べ始めます。そこで出会ったのがサンクエトワール。北野日奈子さん寺田蘭世さん中田花奈さん中元日芽香さん堀未央奈さんからなる、『今、話したい誰かがいる』のカップリング『大人への近道』、この1曲を歌うためだけのユニットです。こういうユニットでユニット名まで名付けられたのは珍しいそうですが、私はサンクエトワールという語の響きに最初惹かれました。直訳すると五つ星。キャッチフレーズが「あなたにいちばん近い星 サンクエトワール」ということで、アイドルを星に例えがちな私からしたら、まさに私のためのユニットとしか思えませんでした。話はずれますが、フランス語で五つ星ということから、私はステファンの五つ子を思い出します。ステファンの五つ子とはエドゥアール・ステファンが発見した寄り添うように集まった5つの銀河のことを指します。星よりもさらに壮大ですが、サンクエトワールの5人を見るとステファンの五つ子のように寄り添う星々を想像します。


 サンクエトワールを知ったのと、曲がリリースされた時期は違うのですが、偶然サンクエトワールが歌っている動画を発見。彼女達の歌っている姿を初めて見たとき、申し訳ないことにひとりだけ名前がわかりませんでした。その人が寺田蘭世さんでした。言い訳させてもらうと名前は知っていましたよ。周りには乃木坂好きな人が多いので、ツイッターでたまに蘭世という文字が流れてきたり、乃木坂工事中などでバナナマン設楽さんが巻き舌で言う寺田蘭世という響きが耳に残っていて、寺田蘭世というメンバーがいることは知っていました。あと「とまらんぜ」というキャッチフレーズがあることもなんとなく知っていました。しかし顔は知らなかった…。すまぬ…。いやー、乃木坂のテレビ番組を見ていても興味がないと本当に覚えていないものです。そんなサンクエトワールの端で眠そうに歌っている(失礼!)この女の子は誰なんだろうと調べたら寺田蘭世さんとのことで、ここで顔と名前がやっと一致しました。



乃木坂46 『大人への近道』予告編


 『大人への近道』を歌っているところを見て不思議な雰囲気の女の子だなと思い、MVを見ても美術部の後輩としておっとりした役を演じていて、不思議ちゃんなのかなと思ったのですが、ブログを読んだらその印象ががらりと変わりました。


 寺田蘭世さんはブログが大変丁寧で、私は彼女の文章が大好きです。文章に気品があります。見た目からよくお人形さんみたいな可愛さがあり、か弱い印象を受けがちですが、文章には強さがあります。おそらく内に秘めた熱い想いをアイドルとして表現するのはまだ苦手でも、文章として気持ちを伝えるのは得意なのでしょう。


 そう、見た目からは想像できない熱量が寺田蘭世さんにはあります。


 研究生だったときから彼女はセンターに立ちたいと宣言しており、一見するとそれはあまりに無謀すぎるように思われます。未だ選抜入りしたことはありません。過去のブログを読んだり、最近届いたモバメを読んだりしていると彼女なりに苦悩していることが窺えます。しかし彼女はその決意を撤回しません。あるときのブログです。

初期の頃から
センターに立ちたい
っと言わせてもらっていて
だから、気が強そうとか
言われてきましたが
そういう事ではありません。


唯、目標を恥じらいなく言える気持ちだけを持ってるそれだけです。
本当は誰だって心の中で叶えたい目標って持ってると思うんです
でも、それを公言できるかできないかの差です。
こんな風に書いていますが
それは簡単な事ではありません。
別に公言しなくたって良い事です
むしろ、大きな声で言う方が馬鹿だと我ながら思うんです。



だって、叶わなかったら
恥ずかしい
なら、言わないほうが楽
普通ならこう考えると思います。


でも、私は不器用
スーパー不器用です


だから、言います!
言い続けます!



気弱くて
極度の心配症だから
流石にもう無理って思う事
逃げ出したいって思った事も正直あります。



でも、色々考えた結果
テラダの脳みその中に
「諦めたくない」
「皆に嘘をつきたくない」
どんなに辛くても悩んでもこう言うプラスな単語たちの方が勝ってくるんです

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 強い。本人は気弱いと思っているようですが、強いです。自分なんか及びもつかないぐらい、普通に生きている人とは異なる次元の強さがある。脆さを自覚した上でそういう強さを持っている人に私は憧れます。


 そのような強さはステージに立つ者全般にあるものです。そして乃木坂はアイドルの強さが生み出す美しさを魅せるのがとても上手いと感じます。映像作品しかりブログやモバメしかり。雑にまとめるとお金があるというのはいいことだなあに尽きるのですが、それにちゃんと応えているメンバーは本当にすごいと思います。これが全国的に人気のあるアイドルグループの底力なのでしょう。人気が出てくるとたくさん取り上げられること多くなっていき、即ち誰でも手軽に乃木坂の物語を取り込むことができるのです。そんな感じなので、新参の私だってちょっとハマっただけで思い入れたっぷりです。


 そうやって乃木坂46に触れていくと自然とメンバー皆を好きになっていきます。誰もがそれぞれにしか出し得ない魅力を持っています。あとは共鳴できるかどうか。私は寺田蘭世さんの想いの強さに惹かれて、星が星を引き寄せるように私は寺田蘭世さんに引き寄せられました。


 私は寺田蘭世さんの熱くとも静かな佇まいに惹かれました。大きな瞳が好きです。笑うときに両手を口の前に持っていく仕草が可愛い。宝塚が好きというのも、歌劇好きにはエンターテイメントがわかっていて自分に厳しくない人はいないと勝手に思っているので好感が持てます。好きになってしまうとこうやってどんな点でも好きになってしまうのでしょうがないことですが。


 ここまで寺田蘭世さんをライブで見ずに抱いた感想です。本当なら春のアンダーライブ東北ツアーで寺田蘭世さんを見られるはずでした。しかし直前のライブで捻挫とのことで残念ながら欠席。悲しかった。それでも私は福島に行きましたが、乃木坂のライブを見られる幸せと、でも推しの子を見られない寂しさが混ざり合ったアンダーライブでした。そこからの夏、寺田蘭世さんを知って初めての夏、真夏の全国ツアーです。やっと寺田蘭世さんを見られる。


真夏の全国ツアー、私は仙台で初めて寺田蘭世さんのパフォーマンスを見ました。寺田蘭世さんはアンダーなので残念ながら後ろや端でパフォーマンスすることが多いのですが、それでも後方の真ん中ら辺にいることが多く、これはアンダーでも期待されているのではという感じでした。しかもしかもですよ。仙台では乃木恋リアルで寺田蘭世さんが選ばれました。今夏の真夏の全国ツアーいちばんの激ヤバコンテンツである乃木恋リアル、とっくに乃木恋をスマホからアンインストールした私でも本物の乃木坂メンバーが目の前で囁いてくれれば、それはもう膝から崩れ落ちるしかありません。仙台1人目で浴衣姿の西野七瀬さんが登場して会場絶叫。西野七瀬さんの一言一言につい笑ってしまうのだけど、乃木恋に忠実にめっちゃ真に迫っているのです。西野七瀬さんとのデートがあまりにもリアルすぎて(笑)、乃木恋リアルマジでやばいぞと確信。次は誰かと待ち構えたら寺田蘭世さんでした。マジかー、と心の準備が出来ぬ間に寺田蘭世さんが告白してきて、え? え? え? と戸惑っているうちに曲がスタート。『でこぴん』を寺田蘭世さんセンターで披露しました。寺田蘭世さん可愛いなあと、興奮してふわふわした心の片隅で思いました。


 生の寺田蘭世さんを見られるだけでもかなり幸せだったのですが(それは乃木坂全員に対して言えますが)、それは仙台最後の公演で起きました。センターステージで『嫉妬の権利』を歌っていたときです。赤く燃えているような情熱的な衣装で踊っていた彼女がセンターステージで仁王立ちのまま固まりました。そのとき私は双眼鏡で覗いていたのですが、双眼鏡越しに意志の強そうな寺田蘭世さんの瞳が私の視線と交錯したのです。目が合ってる!? 相手の目をひたと捉えて離さないような力強い視線がレンズ越しに私に届いてきました。ちょっとビビったよ。力強さと共にこのままで終わりたくないともどかしさがあるような瞳の揺らめきがあり、あんな真摯な瞳を見れて私は感動しました。


 結局レスですかと(レスですらないですが)、そこだけを取り上げるとチョロいオタクでしかありませんが、やっぱりそういう運命的な出来事は大事だと思います。寺田蘭世さんと双眼鏡越しで目が合ったことには運命的なのがありました(これこそチョロいオタク的)。それまで寺田蘭世さんへの一方的な思い入れだったのが、ここでやっと2人を繋げる記憶ができたことがうれしかったです。それですら寺田蘭世さんにとって知ることはなく、私からの一方的な物語なのは仕方のないことですが。


 長くなったので神宮についてはまた次の更新で。